「内容は、告り、告られ、ふり、ふられ」思い、思われ、ふり、ふられ kossyさんの映画レビュー（感想・評価）
内容は、告り、告られ、ふり、ふられ
さすがに少女漫画の世界だ！と思っていた前半部分。男のくせに少女漫画をけっこう読んでいた小学生時代があったものですから、このパターンは今までいくつか見てきた。最初は二卵性双生児による近親相〇ものかと思わせておいて、実は親同士が再婚して連れ子同士が義理の姉弟になってしまったという、軽くジャブを食らったような気分でした。血の繋がってない、あくまでも義理なんだから結婚はできるよ！と、小学生ながらにも覚えた知識だった。
“ありがチュー”という言葉も流行りそうな気がしたのですが、多分コロナ禍ではムリだろうし、マスク越しの“マスクチュー”の方が流行りそうです。そんな少女漫画をおっさんが楽しめるかよ！とたかをくくって上から目線で観ていたのに、あれやこれやで最後には感動の涙。単に石川県の星・浜辺美波を見に行っただけだったし、意外と儲けもの作品になりました。
また、映画好きの方なら知っている『アバウト・タイム』にかなり重点が置かれてた。『ラブ・アクチュアリー』と同じ監督だしという台詞もあるし、和臣の部屋には『ボーン・アイデンティティ』のポスターも貼ってあるし、テレビでは『8miles』が流れているし、DVDだらけもオタクっぽくて・・・映画ファン向けの作品だったことも確か。そんでもって、最後にはタイムトラベルしちゃうんじゃない？などと勝手な想像まで膨らんできました。
高校1年生4人のそれぞれの思い。通訳になりたい朱里、映画監督になりたい和臣。それぞれが夢を持ち、家族への思いも自己犠牲によって崩壊させない努力がそのまま性格形成に繋がっている設定もいい。振られたほうがスッキリして、前向きになれるというテーマも素敵だし、映画関係に進みたいという夢がそのままヒゲダンのテーマ曲に繋がる演出が見事すぎる！
こうなったら“ふりふら”というタイトルからフニクリフニクラを想像してしまったことも謝ります。文化祭の後夜祭で流れると予想したのに、まったく的中しませんでした。でも、終わった後に口ずさむのは「夢をあきらめないで」なんかもいいし、10年後くらいには「夢見る少女じゃいられない」とか歌ってそうなんですよね・・・で、ニキビ占いの話はなし？アニメも公開されるみたいけど、キミスイパターンなの？
kossy様
早速のご回答、有難うございました。御手数をお掛けしました。
”この作品を若者だけのものにしておくのはもったいないです。”と言うコメント、全く同感です。
昨晩は妙齢の女性達と一部高校生に囲まれて鑑賞しましたが、客電が落ちてからもザワついていた館内が、映画が始まってからは物音一つ起きない程、皆さんのめり込んで観ていたと思われる映画でした。（含む自分）
私の居住区の劇場でレイトショーであれだけ観客が入っていたのは、久しぶりでしたね。怒られるかもしれませんが、ほんの４か月前この劇場支援策に僅かながら投資した者としては、何だかとても嬉しかったです。
では、又。重ねて有難うございました。
今晩は
昨晩、妙齢の方々のど真ん中で今作品を鑑賞したNOBUです。
内容とは、全く関係ないのですが、「ボーン・・・」のポスター迄、捨てられていたのかが、今朝から気になって・・kossyさんだったら、分かるかなあ・・と。
少し前の作品への質問で、恐縮です。尚、私が、何故公開直後に鑑賞しなかったかは、レヴューに書きました。
イロイロすいません🙏
kossyさん、コメント有難うございます。ご心配おかけしました (^^)
もしも、タイムトラベルの能力が使えたら、全く違う展開になりますよね。
女の子が多かったです☺️
こころさん、お心遣いありがとうございます。やんわりと伝える優しさはしっかり伝わりました。
映画鑑賞するのには年代なんて関係ない。高校生の親たちも出てるから親目線でも見られますからね。
映画館では若者が7割、高齢の夫婦もいました。
この作品を未だ観ていないのですが、幾つになっても泣いていい、と私は考えています。
色んな世代の方が観て、いい作品だと評価される、その方が製作に携わった方々や出演された俳優さん達も嬉しいのではないでしょうか？
kossyさん.「アバウトタイム〜」へのコメント有難うございます。
十代の子達に混ざって（ひと席空けだから、まぁ大丈夫かな 😅）観るのはハードルが高いですが、映画館での上映が終わらないうちにチャレンジしてみたいと思いますっ！
kossyさん、レビュー面白過ぎですっ！
グレシャムの法則さん、コメントありがとうございます！
彼らの通う高校は頭のいい子たちが行く学校なんですよ、きっと。
高校1年夏の日本史の授業で幕末を教えてるんだから、進捗度も早め。あれだけ性格を自己分析できるってのも頭のいい証拠です。
