パラダイス・ネクストのレビュー・感想・評価
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ニッキーシェ、豪華俳優にもかかわらず
びっくりするほど、中身すかすかで驚いてます。予定変更して鑑賞してやってしまいました。台湾の美しい景色が台無しです。俳優陣、教授の音楽、無駄に使ってます。なんでこんなんになってしまったのか説明してください。
台湾の魅力も役者の魅力も伝わらず
昨年、台湾に行って台湾大好きになりました。 優しいし、古いアジアの雰囲気がとてもよかった。 この映画はあまり評価が高くなかったですが、オール台湾ロケということで楽しみにしていました。 同じ監督のハレイナベイはハワイ舞台で、とても独特な魅力があったのでこの映画も期待していました。 渋滞して3分前に映画館到着。 ガラガラなのにチケット買うのに5分、ホットドッグ買うのに5分かかって(誰も並んでないのに)、結局7分遅れで入場。CM中かと思ったら始まっていた。オープニング見逃した。最悪。アルバイトさんが初日だったのかな? 映画は、台湾っぽい感じもありましたが魅力的ではなかった。話がよく分からない。どの登場人物にも感情移入できず。感情も動かず。 映像は少し綺麗だったけど、ストーリーは意味不明だった。 オープニング見逃したからかな? だとしたら映画館のせいだな。 オープニング見てても意味不明だと思います。
#56 "Como Fue"以外残らなかった
一体いつ何が起こるんだ?って期待して観てるうちに終わってしまった。 もうちょっと2人の過去を描いてくれても良かったんじゃない? テーマ曲の歌詞だけが頭に残ったわ。 No se decirte como fue〜
顔のない人物画
割と絵を観に美術館に足を運ぶ方だが、顔のない肖像画で思い出すのはルネ・マグリッドくらいだ。 調べると、心理学的考察として、顔のない人物画を描く子供は、孤独であることが多いようだ。 シャオエンの描いた顔のない肖像画の顔をイメージしようとしても、決して楽しそうな、幸せそうな表情にはならない。 この絵に強く惹かれた牧野も、この絵を破り捨てるシャオエンも、そして、貼り付けて表情を描き足した島も、それぞれ異なるものかもしれないが、孤独に追われ、孤独を抱え、孤独を住処のようにしていた。 楽園とは一体なんだろうか。 昔読んだ、楽園という小説は、楽園に辿り着くまでがストーリーで、楽園がどんな所だったのか描いてなかったように思う。 実は、楽園とは、そのような所かもしれない。 あるのか、無いのかは分からない。 だが、求めなければ決して辿り着けない。 そして、辿り着いたとしても、そこが楽園かどうかは確かめようもない場所。 この3人にとっての楽園は、孤独のない場所だったのだろうか。 あと一息なのに、近づくと、遠のいてしまう、そんな場所。 笑うことのなかった島が少し笑ったように見えた。 楽園はきっとあると伝えたかったのか、それとも楽園はないんだと自分に言い聞かせたかったのか。 様々な想いが交錯するストーリーだった。 音楽が素晴らしかった。 バイクと自転車の場面は、高揚感のようなひと時の幸福が音楽とともにランデブーするようだった。 最後に、顔のない人物画を描く子供が、必ずしも孤独に苛まれているわけではないとのこと。もっと多面的に分析が必要とされるとのこと。ご理解下さい。
言い訳が多い
監督のこの映画に対する言い訳が多い気がする。 まず、説明しない事を美徳とする事。→こういうのは口に出すと非常に無粋な気がする。あくまで見た側が想像する余白を良しとするだけであって、言い訳がましくやらない方が良い。稚拙な内容なんだから、余計言い訳が見苦しい。 お金が無かった、でも頑張ったから何とかなった。皆んなにも見て欲しい!→みんなそうなんじゃないの? 妻夫木さんや豊川さんがいるだけ幸せだろうて。 頑張るのは最低限でしょう。自慢する事じゃない。 台湾で苦労して作った!→これも、特質して台湾でやる意義を映画自体に感じなかった。あくまで台湾の為にストーリーが進行していて、根幹的にただ台湾でオシャレに撮りたい、てだけでしょう?言い訳がましい。 色んなカットの未熟さを、過去の偉大な巨匠に例えている点。→これに至っては論外。手法や演出はあくまで個人の意思が連なるものであって、真似してる人が偉そうに言うことじゃないし、ダメな映画を偉大な映画と同じにされてる感じが不快だし、言い訳がましいのが腹がたつ
弛みがメイン
一年前から 台北で現地のヤクザの世話になり暮らす島という男のもとに、自分は島の救世主になる人物だという牧野と名告る男が現れ行動を共にする話。 程なくして島が日本で世話になり、台湾への潜伏の口利きもした加藤という男が現れ、島に牧野を殺す様に指示したことから、二人で台北を離れるというストーリー。 はぐらかしてなかなか語らないちゃらけた牧野と無口な島という組合せに、日本語を話せるシャオエンという女が加わり、三人で時間を過ごしていくが…話が全然進まない。 三人で暮らす危うい様な、心を許し合う様な、マッタリとした今を生きる空気感は良いけれど、ホント話が進まない。 やっと話が動き始めたら急展開。 なかなかキツい流れだと思ったら…書いた人はそこはどうでも良いのかも知れないが、それで良いのか? 結局のところ雰囲気だけだった。
妻夫木聡も良い役者になってきたが、映画選びをミスらないように…
はっきり言ってつまらない。物語の輪郭や登場人物の造形が最後までハッキリしないのは、フィルム・ノワールやハード・ボイルドの線を狙ったのか、「何かから解放されたい男たちの願望」の雰囲気を描きたかったのか、どちらにせよ脚本も演出も焦点が合っていないので、クライマックスで妻夫木聡が泣き叫んでも、ラストで突然「楽園て本当にあるんですかねぇ」と言われても、ピンと来なくて最早ついていけない。台湾のローカル色の分だけ(再来週台湾にいくので)オマケ。
何が何だか、、、
まず、登場人物たちの背景と関係が説明不足のためよく分からない。 この人誰? この人とこの人どういう関係? なんでこの人殺されたの? なんでこの人殺しちゃったの? なんでこの人泣いてるの? 最初から最後まで頭の中疑問符だらけ。 時折挟まれる回想シーンを繋ぎあわせても、ピースが足らな過ぎてピンとこない。 想像力をフル回転させて、もしかしてこういうことなのかと解釈しようとしても、それでも解けない謎が満載。 冒頭の無駄に長い食事のシーンや途中の伏線でも説明でもないシーンの代わりに、人物背景をもう少し観客に親切に描いてくれていたらなぁ、、、 妻夫木くんが台本に惚れ込んだのがキッカケでできた映画らしいけど、一体どこに惚れ込んじゃったんだろうか? ラストもよく分からなかったし、俳優さんの無駄遣いってヤツかも。
妻夫木聡ってやっぱりすごい…。
妻夫木聡、やっぱりすごい。 正直なかなか物語に乗りきれなかったが、彼の涙の告白のシーンで一気に観る方にもスイッチが入った。すごい力量だと思う。 台湾女性の「お世話好き」で「長女気質」な人物像が悲劇をより一層悲しくさせていた。この点も秀逸。 「?」もつく作品だが、見所もたくさんあった気がする。 美しい台北や花蓮をもっと映してほしかった…。
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