劇場公開日 2020年10月23日

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「キーパーの妻が印象的」キーパー ある兵士の奇跡 kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0キーパーの妻が印象的

2020年10月30日
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鑑賞方法:映画館

終戦時にイギリスで捕虜となっていた元ナチス兵がイギリスのサッカーチームにスカウトされキーパーとして活躍していく物語(実話ベース)。
終戦直後から周りに敵国だった人間が存在したらそりゃ迫害もされるよなって思ってしまうが、その状況でバートがどう周りの信頼を得ていくのかが一つのポイント。
聖人君子ってわけではないが、サッカーとマーガレットに対しては誠実に向き合っていた印象だ。
バートが兵士時代に何をやったのかは気になる部分だったが、大したことではないんだろうとは予想がつく。事実自分が殺したわけではないし。ただ、自分の息子の死と絡めて語られるとやはり重みは違って見えた。ところが驚くのは、そのバートの告白を聞いたときのマーガレットの対応。うーーん、たしかにそうだと妙に納得させられてしまった。あの人がいたからがんばってこれたんだなと思うくらい。結局バートの話よりもマーガレットの人間の大きさが印象に残る映画だった。

kenshuchu