「Netflixでの鑑賞」ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 けけさんの映画レビュー(感想・評価)
Netflixでの鑑賞
ストーリーは、ヴァイオレットが宮廷の王女(イアザベラ)の侍女となって様々な知識、教養を教え、仲が深まった所でイザベラの過去にあった妹テイラーとの関係について知り、時が経ち成長したイザベラと物心ついてやっと話せるようになったテイラーとの心理的距離がヴァイオレットの代筆した手紙により徐々に縮まっていくそんな話です。
私としては、アニメほどではないけど今回も面白かったと感じました。
ヴァイオレットエヴァガーデンの魅力は、ヴァイオレットの代筆した手紙に心揺さぶられるというところが最大のポイントだと思います、しかし今回はイザベラ、テイラー共に時間を超えてヴァイオレットに代筆を依頼して手紙を書いた、そこまでのストーリー構成は良かったとは思いますが、手紙の内容がお互いに短文でいまいち伝わりにくかったと感じました。
アニメでも短文で破壊力のある涙が止まらないシーンもありましたが(ルクリエの回)、今回は印象も薄くいまいち心震えませんでした。(6/10ブルブルくらい)
ただ、今回はベネディクトがいい仕事をしたと感じていいます。映画の序盤に配達の仕事を『つまらない仕事。』と評していたベネディクトが、テイラーとの関わりによって、自分の仕事は幸せを運ぶ仕事なんだと、そして、届かない手紙なんてない、と自分の仕事を再度見つめ直すに至り、自分の仕事に対する魅力と誇りを改めて感じている姿に私はグッときました。
毎回思いますが、ヴァイオレットエヴァーガーデンは本当に絵が美しい。観ていて惚れ惚れします。
映画としてこうやって復活してくれる事がとても嬉しいです。
少し辛口のコメントにはなりましたが、今回も良い作品であった事に違いはありません。
まだこの作品を鑑賞してない人がいるならば、是非とも鑑賞していただきたい作品です。