「映像の美しさは秀逸」ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 背中にエンジンさんの映画レビュー(感想・評価)
映像の美しさは秀逸
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外伝なので、主人公の背景などは承知している前提で話は進む。それは良い。
が、本作のメインの一人であるイザベラの背景についてはちょっと雑な扱いかなと思う。彼女の母親がどう言う人物なのか、何故ストリートチルドレンの様な生活をしていたか、何故、親しくなったヴァイオレットとの文通を途中で止めてしまったか。想像は付くが、皆の想像が必ず一致するとも、それが正しいとも限らない。ちょっと、観客に任せすぎたかなと思う。また、本伝からも、本作の中でもそれなりに時間経過が有っただろうが、ヴァイオレットたちの容姿に変化がなさすぎる気がする。ヴァイオレットとその同僚たちの人間関係にも変化は有っただろうが、それは外伝の作品で触れないのは分かるが、容姿の変化は有っても良いのではないかな。
映像の美しさは素晴らしい。あの事件前に作られたので、京都アニメーションの実力が存分に発揮されている。今後の作品でのクオリティーが衰えない事を祈る。
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