「トトロ初観賞時に感じたこと」ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 永遠と自動手記人形 ばるすパパさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0トトロ初観賞時に感じたこと

2019年9月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

萌える

テレビ版もそうでしたが、この作品は手紙のやりとりを通じ、人間の不器用さと思いやりに触れあう物語です。テレビシリーズには多少のアクションシーンなどの派手な演出もありましたが、映画版(外伝)は全編にわたって人々のふれあいを丁寧に描いており、アクションシーン等はありません。テレビシリーズの1エピソードとして違和感ないストーリーです。おそらくこういう流れなんだろうな、というだいたいの展開は、映画を見慣れた人ならば序盤で予想できてしまう、言ってしまえばベタな人情話なのですが、やはり涙腺がゆるんでしまいました。余命が明かされた登場人物との別れを描いて泣かせる映画やドラマはワリとあふれていましたが、悲しみではなく、恋愛も絡まず、優しい気持ちでじわじわ泣ける映画って、久しく出会って無いなと思いました。昭和のテレビドラマに近い、思いやりに溢れた映画で、忘れ物を届けられたような感覚に包まれました。全くテイストは違いますが、劇場で初めてトトロを観た時に感じた、心の奥底の蓋を開けられたような感覚でした。複雑なストーリーも、予想外のオチも、驚嘆するような伏線回収もありません。ただ、ただ、暖かい映画でした。ラストのエンドロールのスタッフさんの名前には、別の想いで悲しみの涙が流れました。京アニには本当に頑張って欲しいと思いました。

コメント

ばるすパパ
Mさんのコメント
2023年7月20日

「ただ、ただ、あたたかい映画でした。」ほんとにそう思います。
私はテレビ版の前半が特に好きなのですが、ばるすパパさんのレビュー、よくわかります。
昨日で4年ですか。がんばって欲しいと私も思います。

M