劇場公開日 2020年12月4日

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燃ゆる女の肖像のレビュー・感想・評価

全162件中、101~120件目を表示

5.02020年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️⭐️✨

2020年12月19日
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鑑賞方法:映画館
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stoneage

2.0画は綺麗で尤もらしいが。

2020年12月19日
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中盤で物語が動き出すと急に緩む。不穏で哀しげな序盤は楽しんだが。描き描かれ撮り撮られる不気味ならダゲレオタイプの女に、同性の愛の熱と虚脱なら櫻の園に軍配。臨時家庭教師の性の手ほどきの書式で深い愛を語るのは土台無理。画は綺麗で尤もらしいが。

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きねまっきい

3.5日常の音を再認識した

2020年12月19日
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うわーーーっというエロシーンはありませんでした。(安心)

波の音、人の息、軋む床、BGMがなく生活と自然の中にある音にとても敏感になる作品でした。
映像も素朴感の中に際立つ美しさが切り取られた瞬間が多かった。素晴らしかった。

登場する女性の生き方が、時代に逆らわない(逆らえない)部分がリアルで良かったです。

作品の終わり方が色々と考えさせられるので、余韻が残りました。
決断!!!の表情が素晴らしい。

静寂のシーンが多いので、ポップコーンを食べ切るのに苦労しました。(汗)
あと突然の映像にビクッとして、むせ返った時は大変でした。マスクの中にポップコーンが。。。

美術鑑賞みたいな作品。
世界観を堪能しました。

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2G

4.5一瞬一秒、息も出来ぬ圧倒的な美しさ

2020年12月17日
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知的

幸せ

「ため息も出る美しさ」という表現があるが、この作品はため息すら許さない美しさ。
・2人の気まずい沈黙の空気から手の届かない官能的な空気感。
・登場人物を観察するかのような長回しカメラワーク。
・島の風景とその空間の撮り方。
・波の音、民族音楽、オーケストラ(ヴィヴァルディ)など映画館の音響を引き出すサラウンド。
その全てが研磨かれた圧倒的な美しさ。

この映画はとても淡々な展開し、とてもあっさりと幕を閉じる。
観客側としてはこの映画が創り出す「手の届かぬ儚さ」という美しさにもっと浸っていたかったのだが、とてもあっさりと終わってしまうのだ。
展開だってそう。
全てはこのシーンの為に!という普通ならベタ演出で観客を泣かせるような大切なシーンもなんの飾っけもなく淡々としている。泣かせる気もない。
しかし、そこにこの作品ならではの「美しさ」がある。
暗闇の劇場の大スクリーンで映画を観るという行為に付きまとう虚しげな感情。

ーすぐそこにあるのに手が届かない

この悶絶にも似た感情を観客に爆発させる美しさと官能。
そして、追い討ちをかけるのがこの「あっさりと終わる」だ。
『バードマン 或いは…(略)』でも表現されていたあくまでも日常の延長線上にあるストーリーで現実味が増すし、感情移入もしやすい。
この映画鑑賞の副産物とも言える感情を引き出すように創られた繊細で綿密な脚本でした。
カンヌ国際映画祭脚本賞も納得。

最初は「燃ゆる女の肖像の美しさに萌えた!」みたいな感想を書こうとしたけど、正直な感覚とは違ったのでやめた。
萌えなかったし。でもこの映画を生み出した監督の才能に対する嫉妬心は燃え上がりました。

ああ…
この映画はこれからもっと観ていきたい。(見事、作品の罠にハマってる)

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Pegasus

2.5取り残されました。

2020年12月17日
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なんというか、全く感情移入出来なかったんですよね。すべてが“嘘”に見えるというか…。
共感出来なかったから、ですかね?
(もう途中からお遊戯にさえ見えてきて、「勝手にしてくれ…」という気持ちにまでなってしまったのは、私が悪いですかね…)

あと、ここまで音楽が無いのも珍しい。
劇中曲の大切さを思い知る。
もちろん、波の音とか、小鳥のさえずりとか、暖炉の音とか、息遣いとか、美しいとは思うんだけどそれじゃないというか…。

いつか観た「ロニートとエスティ」という映画のことを思い出してしまって、また観たいなあと考えちゃってました。
年内にもう一回見ようっと…。

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JYARI

3.0〇〇新聞の映画評であまり出ない星5つだったので、とても期待して観に...

2020年12月17日
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〇〇新聞の映画評であまり出ない星5つだったので、とても期待して観に行ったけど‥自分にそっち系の要素がない上に、女性2人が好みのタイプじゃ無かったので(ちょっと逞しい感じが…自分ツッコミ、オヤジか⁉︎)なんか入り込めなかった。ラストは良かったな。

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ダリア

4.5恋愛映画に惹かれたことはなかったが

2020年12月17日
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繊細な表現にこころふるえる。
打ち寄せる波、木の床をコツコツと近づく靴、走るスケッチの鉛筆。そして突然響く音楽。祭りの女たちの唄、ヴィヴァルディ。
見ることと見られること。追憶を表現するものと、現在を生きていくものの別れ。

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すぅ

4.0この映画なんだ?

2020年12月17日
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上品なフランス映画なのだが。ぶっ飛んだ演出が散りばめられている。堕胎手術の時の傍らの赤ん坊、股間に置かれた鏡、荒波バックのキスシーンなど観ていて美しい。ラスト〇〇分の衝撃とかあるがラストワンカットでこの映画のすべてを表すとは恐れ入りました。
星4の理由、二人が惹かれていく過程が残念。なぜファーストコンタクトやその後で描けなかったのか?傑作になり損ねた作品。

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ゆう

5.0映画史に残るクライマックス

2020年12月17日
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t2law

5.0終始、美しさに息をのむ。

2020年12月16日
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鑑賞方法:映画館

知的

萌える

劇中に演奏・歌唱シーンが少しだけあるもののBGM をいっさい挿入しない演出が素晴らしい。その静けさと映像の美しさに終始息をのんでしまいます。
圧巻は作品の余韻が残る無音のエンドロール。たしかにこの素晴らしい作品にヘタに音楽を流してしまっては台無しになってしまいますもんね。
主演のふたりの、表情で心情を語る演技も秀逸でした。
ベースは恋愛映画ですが、その芸術的なアプローチは観るものの感性を刺激しまくる傑作だと思います。

(この映画を観る時の注意点)
とにかくずっと静かな映画ですので、ポップコーンは控えたほうが良いかと思います。

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光陽

3.5絵画を映像にした芸術映画

2020年12月16日
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鑑賞方法:映画館

 映画館にあるチラシを見てこの映画を見ました。
 娯楽映画というより芸術映画でした。なので面白いかどうかというより、百合や女性の裸を美しく魅せている。
 個人的に印象に残っているシーンは最初に主人公の女性が暖炉の前で裸で体育すわりをしながらパイプを吸うシーンが印象的でした。
 女性画家と貴族の娘の報われない恋を官能的で切なく、最後には情熱を通り越して怒りを表しているようにも見えた。

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keyton

3.5女たちのものがたり

2020年12月16日
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登場する、それぞれの女たちが抱えているこの時代ならではの葛藤。
それを共感しあい、助け合い、励ましあいながら生き抜く姿が、視線に集約されているようだ。

どの女性が、どんな視線を保ちながら生きているのか。
最後まで見なければ、わからないかもしれない。

こんなにエンドロールが短い映画も、珍しい。
見るのか、見ないのか。
見ずしてどう、伝えるのか。
うまい演出です。

さて、見ます?

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ミツバチば~や

2.5綺麗な映画

2020年12月15日
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綺麗な画面の続く映画でしたがやや盛り上がりにかけるような感じでした。

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しじみの短い感想文

4.0オルフェが振り返らなかった先に光はあったか

2020年12月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

過去の思い出とどう付き合っていくか。
2人の選択は、繊細かつ清々しい強さに満ちていたと思う。
観終わったあとの余韻が長く心地良い。
悲しい話と言えばそうかもしれないけど、個人的にはむしろポジティブな生命力を感じる幸せな映画だった。

あとたぶんこの映画でポップコーンを食べるのは至難の業です。

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タランティン・クエンティーノ

3.5音で感動させられました。

2020年12月14日
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モン吉

4.5コロナの2020年にこんないい作品に出会えるとは

2020年12月14日
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知的

幸せ

  最初この映画を知ったのは予告編だった。鬼滅だったか、何の映画かは忘れたが、どこか強い磁力をこの作品に感じた。何がと言われても具体的にこれっ!というわけではない。正直言って現代でない、時代。それもフランス。これまでだったら見ることはなかったが、見事に心臓を鷲掴みされた。
  映画音楽はなく、彼女たちの感情の起伏をその場に居合わせて吸い取ったような感じというか。火が燃えるパチパチという音、ドレスが擦れる音。とにかく目撃者として、この映画を体感した、そんな印象だ。コロナ禍の2020年。あと何本か見るつもりだが、この映画に巡り会えたことに感謝したい。

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まさ

4.0尊くて美しい

2020年12月13日
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鑑賞方法:映画館

ゆっくりとした独特の会話の間と静寂。思っていたよりも相当に繊細で控えめな表現だった。
横顔、デコルテ、視線、その寄せ付けない様な美しさと微かな心の触れ合いは、最後の抱擁の為に用意されていた。
内側に秘める熱を抑えた抱擁。このシーンに凝縮された想いは尊くて大切に思える。

静寂の中にフワーッと流れ出す民族音楽的なコーラス曲もたまらない気持ちなる。そっと深いところに入り込んで、気持ちを掻き乱すのだ。

どこかで繋がっているという想いは、美しくて永遠だった。

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パプリカ

4.0激情をこれでもかと見せるラストに涙が溢れた

2020年12月13日
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舞台は18世紀のフランス。男尊女卑の時代ゆえか同じ画家である父の名前で絵を描き、女性のみに絵を教える女性画家・マリアンヌ。彼女の回想というかたちで物語がスタートした。

孤島の屋敷で暮らす貴族の娘・エロイーズの肖像画を依頼されたマリアンヌ。当時の富裕層にとって肖像画は見合い写真のようなものだったのですね。

見知らぬ相手との結婚に不安を抱くエロイーズには肖像画を描かれることに抵抗があったのだろうが、マリアンヌに心を許しモデルとなった。

美しい島で二人が過ごす濃密な時間。邪魔するものは何もなかった。苦手なジャンルだと危惧していたが心配は無用だった。二人の恋が十分腑に落ちた。強い説得力があった。

それにしてもこのラストシーンはいったい。

マリアンヌが知ることのないエロイーズの激情を我々にこれでもかと見せるアップの長回し。激しく感動した。涙が噴き出した。語られなかった別れてからの時間が頭の中を駆け巡った。

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エロくそチキン

4.0『情感』を堪能。

2020年12月13日
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自己を大きく制限された女性たち。

使われる言葉は最小限に抑えられ、交わされる視線や息遣い、表情で描かれる切ないラブストーリー。

主人公にあれだけ瞳が印象的な女優さんを選んだのは、その視線・視点の変化が雄弁に語ることの象徴の意味もあったのだろう。

人物に限らず、あらゆるカットに様々な想いが込められているのが分かる。
もちろんその意味や意図やメッセージのすべてを私が受け取れている訳ではないのだろうが、その『情感』をたっぷりと味わった。

フランス映画は苦手だったが、ここで描かれた物語の歴史的背景や文化などを知らなくても十分堪能できる。

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キレンジャー

5.0振り返ってよ

2020年12月13日
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Rie