「観る人を選ぶ映画」燃ゆる女の肖像 ぽんぱるさんの映画レビュー(感想・評価)
観る人を選ぶ映画
クリックして本文を読む
久々に出会ってしまった、私には共感も感動もできない映画。
私に理解できたのは、
エロイーズの肖像画を描くために雇われた画家のマリアンヌと、愛し合うことを知らずに修道院で生きてきたのに突然望まない結婚をさせられることになったエロイーズが、肖像画が完成するまでの間と分かっていながらもお互いを求めあう。
別れた後も忘れられずにことあるごとに求めてしまうマリアンヌに対し、一見、過去は振り返らないのかと思わせておいて2人にしか分からない28ページを匂わせ、やはり過去を忘れられない(マリアンヌ以上に過去に囚われている)エロイーズ。
といったところ。
観る人(普段から美術や芸術に慣れ親しんだ方)が観たら、絵画のように美しい場面の連続で感動するのかもしれないが、そうではない私には少し退屈に思えた。
逆に、幼い子どもと赤ちゃんがすぐそばで遊んでいるところで堕胎処理をしたり、空を飛ぶ薬を脇毛に塗ったり(間違ってたらすみません。。。)と、逆に興ざめするシーンもあり。。。
ただ、(エンディングにも流れる)焚火シーンの劇中歌は鳥肌が立つほどきれいなハーモニーで、(この映画を思い出すと必ずこの曲が頭の中で流れる、という意味で)ある意味エクソシストのテーマ曲くらいのインパクトがあった。
まあ、とにもかくにも観る人を選ぶ映画だと思う。
(私のようなタイプの方だと睡眠不足では寝落ちする危険が高いので要注意です。。。)
コメントする