「【不条理極まりない作品体裁を装いつつ、搾取される人々の搾取する側に対する激しい怒りを描いた作品。】」バクラウ 地図から消された村 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【不条理極まりない作品体裁を装いつつ、搾取される人々の搾取する側に対する激しい怒りを描いた作品。】
ー レビュータイトルは、今作を鑑賞した私見である。ー
◆感想
<Caution! 以下内容に触れています。>
・冒頭、バクラウ村の長老、カルメリータが亡くなるシーンが描かれる。
・善良そうな若き、小太りの村の水の利権に関与する”政治家”トニーが、”村のために・・、うんたらかんたら”と言って登場する。
・そして、カルメリータの死後、村には次々と、異変が生じる。
・そして、村人はマイケル(ウド・キア!)が率いる、ドローンを駆使した、謎の暗殺者集団の襲撃を”密やかに”受ける。
暗殺者たちは、村人を殺すことをゲームの様に感じているようだ。
ー 序盤は、淡々と物語は進むが、ドラキュラ俳優でもある、怪優ウド・キアが登場する事で、俄かに面白くなる。
そして、この物語の言わんとしている事が、徐々に観る側に伝わって来る。ー
・村人は、襲撃を受けながらも”謎のクスリ”を口にしながら、マイケル率いる暗殺者集団に対し、逆襲に出る。そして、彼らの首を曝す・・。
ー あの、錠剤は何だろう・・。ー
・そして、”政治家”トニーは仮面を被せられ・・。ウド・キア扮するマイケルは、生き埋めにされる・・。
<序盤は気づかなかったが、今作は搾取される側の、搾取する側への強烈な怒りを描いた作品だと、私は思った。
そして、世に蔓延る不条理を、”これでもか!”と描いた作品である、とも私は思った。
ー それは、コーマックマッカーシーが描く”人間の本性は悪である”という哀しき考えに裏打ちされた世界である。 ー>
共感をたくさんありがとうございました。
貴重なお時間を割いていただきまして感謝しております。
〉搾取される側の強烈な怒りを描いた作品。
そうですね。
私の的外れな拙いレビューに、押していただき恐縮です。
今後ともご教示よろしくお願いいたします。