「B級SFと勘違いして観にいったら西部劇だった。」バクラウ 地図から消された村 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
B級SFと勘違いして観にいったら西部劇だった。
まだまだこんな映画があるのね、と思いました。『ブルータルジャスティス』同様、まったく何の映画か分からず観に行って返り血を浴びる、みたいな。
地図から消された町とか言うのでてっきりUFOが出てくるB級トンデモ映画のつもりがやっと出たと思ったら直ぐにドローンとか言ってるし、じゃあなんだよと思ってるとまさかの西部劇じゃんこれ、って感じ。正確に言うと、現代ブラジルの山奥の村を舞台に、殲滅部隊VS村民自衛隊の活劇になる。土俗的なものと現代的なものが混ざりあってるのでポカーンとしてしまうが、とにかく村の佇まいがもう西部劇だし宿場町風。
インドネシアの『殺人者マルリナ』の時も思ったけど、各国のディープな村にスマホが出るだけで異様なんだけど、なんとなくその国のフォークテイル風味と西部劇的要素が加わるといろんなものができるのね、と豊かな気持ちになった。
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