「予告は大袈裟かな」バクラウ 地図から消された村 KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
予告は大袈裟かな
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予告のポスターや映像、紹介文に惹かれワクワクして行ったが予告ほど狂気を感じる作品ではなかったかなというのが率直な感想。
というのも最初の1時間くらいかな。体感のため正確な時間は分からないが1時間くらいが少し退屈さを感じてしまう。
見慣れないブラジル映画という事もあってよく分からないシーンが多い。その辺りが何か意味はあるのか、見落としてしまってるのかと自問自答しながら頭を使いながら見てしまっていた為物凄く退屈には感じなかったが、全編見終わって振り返るとさほど自分が考えていたほど深い意味やシーンはなかったようにも思えてくる。
後半の1時間弱くらいから市長の雇われハンター達が活発的に動き出すのだが村人達に返り討ちを食うシーンが個人的には物足りなかった。
最後に返り討ちを食うのはまぁ早い段階で想像はできる。そういった期待値を超える事も最後はなかったかなという感想であった。
もう少しこの辺りに尺を取ってほしかったようにも思える。
同時にこの作品はただのサバイバル作品ではなく、歴史的背景やメッセージがあるのは早い段階で分かるが、その辺の具体性が理解する事ができなかった。
この辺りの知識不足な点やブラジル社会情勢にさほど詳しくないのも仇となったか。
国際映画祭で評価されていた作品だけに少し期待していたのだが、つまらなくはないが非常に微妙な作品だったなというのが率直な感想である。
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