「仕事ってなんだ?」家族を想うとき fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
仕事ってなんだ?
名作「わたしは、ダニエル・グレイブ」のケン・ローチ監督が、引退を撤回してまで作った作品。
それは見なくちゃいかんでしょ。
一言。「もどかしい!」。
◎よかった点◎
・家族を養うために働いているのに、その時間の分だけ家族の心が離れていく。
働かなくちゃ食べていけない。だけど、そうすればするほど。
まさに「働き方改革」の必要性、かんじました。
時間に余裕がないと、心の余裕すらなくなるものだ。
・介護士の妻。
孤独に暮らす老人たちのケアをしながら、いろいろ思うところはあったんじゃないかな。
仕事とはいえ「家族ってなんだろう」って。
・見る側が男性なら、思うようにいかない仕事や息子のこと。
うなづくところがあるでしょう。お父さんも大変だ。
私が一番グッときたのは、怪我をした夫に妻が付き添って、病院の待合室にいる場面。
彼女の思わず出た言葉、私もきっと同じことを叫んでいたと思う。
・原題は「Sorry We Missed You」。心がすれ違って悪かった、かな。
まさにそんな内容でした。
△いまいちな点△
・映画が終わった後の、帰りのエレベーターでオジサン曰く。
「あの後、どうなったんだろう?」。
それが苦手な人は、旧作レンタル待ちでいいかも。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
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