劇場公開日 2019年12月13日

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「俺なら大丈夫だ。アビー、愛しているよ。」家族を想うとき 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5俺なら大丈夫だ。アビー、愛しているよ。

2020年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

貧乏人が兵隊のようにこき使われ続ける世の中。古今東西、それは変わらず。疲弊した生活の中でも、家族を愛する気持ちは持ち続ける健気さ。
ただ、もうこの手のテーマはあふれている。批判はないが、新しさも感じない。それにマヒしてしまっていてはいけないが、だからその先何が言いたい?と感じる。配送所の所長を悪のように扱うが、休みなく働く親に「今日必ず来い!」という学校もどうかと思う。学校関係者なら、そういう家庭環境だからこそ、子供がそっちに道を外していくことに気付くべきではなきのか?と気になった。親父は、よく頑張ってるよ。もっと褒めてやれよ。追い詰めるなよ、破裂するぞ。
昨今のフランス製社会派映画のような、結論の見つからない暗い映画。

栗太郎