「解決策なき告発」家族を想うとき Imperatorさんの映画レビュー(感想・評価)
解決策なき告発
何があっても休めない。
仕事の問題が家庭に、家庭の問題が仕事に波及する。
ドキュメンタリー好きの自分も、ドラマでしか描けないもの、ドラマであればこそダイレクトに表現できるものを思い知らされた作品だった。
素晴らしいレビューが多く、これ以上、自分ごときが何かを付け加えるのは愚であろう。
この映画が、いかに日本にも100%通じるリアルな話であるかを物語っている。
ただ自分は、映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」の方が好きだ。国の「保険制度」という、明確なターゲットがあったからだ。
本作品のテーマは、運送業に限らず、広く“名ばかり自営業”すべてに当てはまる。
しかし、本作品のターゲットは、「市場原理主義」のもたらす弊害だ。どこに解決策を求めたら良いのだろうか?
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