「リアル過ぎてつらい」家族を想うとき コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
リアル過ぎてつらい
なんかもう、日本にもこんなこと起きているよね。
怪我しても、家族に不幸があっても、「配達優先」「休んだら代わりの運送人を手配するのが義務」という契約。
安価で件数と時間指定のうるさい配達。
下請叩き、人命の消費という「ぬかるみ」「泥沼」にはまった、貧乏にあえぐ責任感の強い父親によって、一生懸命ゆえに家庭が崩壊していく姿を見事に描いていました。
ラストシーンは、あまりの救いのなさに、胸を締め付けられました。
つらい。
が、映画としては上手い。
感情をどうもっていくか、実に悩ましい作品でした。
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