「街の雰囲気が良かった。住みたくはないけど。」鵞鳥湖の夜 ツネミさんの映画レビュー(感想・評価)
街の雰囲気が良かった。住みたくはないけど。
・2012年とは思えないような不衛生な暮らしをしている鵞鳥湖周辺の様子がとても面白かった。1970年代の日本映画っぽい暮らしだなぁと思った(映像や構成もあるのかな) 水浴嬢や、小銭を入れたら歌う女の人、路上の祭り?でソウルが光っている中、ジンギスカンで踊ったり、ポン菓子作ってたりとか、背景の映像が始終面白かった。
・警察官を誤って射殺してしまうシーンがとても良かった。そりゃ撃っちゃうなって。
・猫耳と猫目の方が偉いのか、ギャングを統括しているっぽい黒シャツの男が偉いのか、少し混乱した。
・バイクを盗んで転売しているギャングたちと警察の見た目や雰囲気、集会の感じがほぼ同じに見えて面白かった。
・時間軸が行ったり来たりしたけど、何となくわかる構成で良かった。
・ワンタンや牛肉麺が美味しそうだった。特にほぼラストの牛肉麺をほおばるシーンが良かった。
・騙されてアパートに行って殺されそうになったチョウが傘で刺して内側に血が噴出したシーンが良かった。
・拳銃、ネットで買えるんかいと驚いた。嘘だったのかな。想像以上に銃の撃ち合いが多くて、アメリカみたいだなぁと思った。
・皆、幸せそうじゃなくて少し憂鬱になった。それだけにラストで30万元手に入ってにやりとした。
・リウがチョウから逃げる途中に立ち寄ったクリーニング店?で会合をしていてそのシーンが少し長く感じた。それが良かった。
・チョウがリウを追うシーンが良かった。黙ってじわじわ追い詰めて、アルゼンチン?のユニフォームをパクって着てたのも良かった。
・冒頭から、チョウが西島秀俊、リウが葉月里緒菜に見えて少し散漫になった。