「雨、暗闇、そして牛肉麺」鵞鳥湖の夜 HOSHIZAKIさんの映画レビュー(感想・評価)
雨、暗闇、そして牛肉麺
うす暗い食堂で黙って牛肉麺をすするシーンで、なぜか強烈に郷愁の念にかられる。麺一つでここまで画面に惹きつけられるとは。雑多な街の濁った闇とネオン、それらにぴったりはまるダンスミュージック。同じ東アジアだからこそ分かち合える美しさがあることを知った。終わってからも言葉がでず、チャイニーズノワールに魅了された雨の夜。規制に対抗して、というか規制をまんまと利用して作ったというあたりも気に入った。
コメントする