「答えは見えず…」その手に触れるまで KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
答えは見えず…
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特定の宗教を信仰していない僕のような無宗教の者にとっては、この作品で描かれているマイナスな面は信仰する前に考え得る抵抗の一つであり、どこか鑑賞しながら「そうだよな」感を抱きながら終始鑑賞していた。
もちろん宗教には素晴らしい側面もあり、宗教によって救われる人や改心し幸せになってる人も沢山いるのも事実。その反面今作品で描かれているように、誤った信仰の仕方が家族を傷つけ、周囲の知人を傷つけ、芽生えかけていた恋が絶たれとどんどん幸せから遠ざかり孤独を進める結果となってしまう場合もあるという事だ。
冒頭でも書いた通り僕のような無宗教者にとっては、宗教を信仰する前において考えられるデメリットの様なものであって、特段驚くような事ではなかった。
しかし同時にこの作品を観ることで信仰することを否定的な気持ちになることもない。結局は自分、周囲含め正しい信仰の仕方、接し方と言う答えは自分の中ではやはり見えないままで終わった。
逆に特定の宗教を信仰する人において、この作品を鑑賞しどういう感想を抱くのか。そこが凄く気になったりもした。
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