「痛みを知っているからこそ描ける世界もある」ペイン・アンド・グローリー Ririenさんの映画レビュー(感想・評価)
痛みを知っているからこそ描ける世界もある
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心身共に痛みを伴う疲れによるブランクの後、
優れた半自伝的映画を作った
ゲイの映画監督の話
主人公サルバドールはいろいろな
痛みを抱えていて、
嚥下困難な為、沢山の薬を粉々にして水に
溶かして飲んでいる
これは彼の生き方にも通じるものがある
かつての恋人との再会
ヘロインに逃げた後の断ち切り
喉の障害を手術で直せることを知る
過去を作品(演劇・映画)化する、など
「痛み」を昇華させる事で克服しようとする
痛みを知っているからこそ描ける世界もある
回想シーンとラストでびっくり!な
自伝的映画とをリンクさせていた作りが
面白かった
スペインには、独特の暗さと秘めた情熱、
貧しいけれど芸術には誇りを持っている国、
のイメージがある
これもそんな作品のひとつでした
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