劇場公開日 2020年6月19日

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「先週金曜日の1本目 ペドロ・アルモドバル監督の 『ペイン・ア...」ペイン・アンド・グローリー ワイルドとみまるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0先週金曜日の1本目 ペドロ・アルモドバル監督の 『ペイン・ア...

2020年6月21日
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鑑賞方法:映画館

先週金曜日の1本目
ペドロ・アルモドバル監督の
『ペイン・アンド・グローリー』
ペドロ・アルモンドバル監督の作品は
「オール・アバウト・マイ・マザー」
「私が、生きる肌」
しか観たことないんですけど、
珍しく日本版ポスターが素敵でどんな内容なのか公開を楽しみにしていた作品。

本作、ペドロ・アルモドバル監督の自伝的なお話しだそうで、劇的な展開があるわけではないんですが、作品に登場するインテリアや色彩の芸術的なところとストーリーに感じられるノスタルジックなところがじんわり心に染みてくる素敵な作品でした。

主人公の映画監督サルバドールを演じるのはアントニオ・バンデラス。
なんでしょう、生気を失った感がある役なのにその枯れた表情に物凄く惹きつけられる。昔のバンデラスは物凄く苦手だったんですけど、最近のバンデラスさん本当に素敵な表情で魅せてくれるなぁ。
本作品でカンヌの男優賞を獲ったのも納得。
そしてペネロペ・クルスの美しさ。
ペネロペの笑った顔と少し苦労がにじみ出る表情がバレンシアの白さに映える。
主人公のサルバドールの幼少期を演じた
アシエ・フローレスくんの表情も素晴らしかったなぁ。彼のキャリアを検索してもほぼ情報が無いんですが、ジェイコブ君、ノア・ジュプ君に続く逸材な気がする🤔

出来ればもう一度観たいなぁ。

とみまる