デッド・ドント・ダイのレビュー・感想・評価
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らしいと言えばらしい、らしくないと言えばらしくない
ジャームッシュらしいといえば、らしい。
らしくないといえば、らしくない。
WiFi、
Bluetooth、
充分に楽しめるジャームッシュワールドだったが、
ティルダ・ウィンストンだけは、
もうちょっとやり方がなかったか。
イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、
あらゆる映画、やりたい放題!
ビミョーなバランス
笑えるような、笑えないような、ビミョーなバランスで成り立っている作品です。
簡単に言うと、シュールかな?
アダム・ドライバーは、役にハマってましたね。
スターウォーズのカイロ・レンより、演技が良かったです(すみません)。
ビル・マーレーは疲れ気味のようでしたが、あれは演技なのでしょうか?
それより一番の問題は、日本刀を使う変なお姉さんです。
あれだけ強さを見せつけて、あの退場の仕方はありなの?(^_^)
何が何だか分からない、でも好きな作品でした。
ジャームッシュが楽しく映画を撮ったので楽しい映画になりました。こう...
ジャームッシュが楽しく映画を撮ったので楽しい映画になりました。こういうアメリカの風景(?)って久しぶりに見たきもする。アダム・ドライバーは相変わらずいいなあ。
センスを楽しむ
正直、ストーリーはなんじゃこりゃ?!な感は否めないけど、
これは、もう、役者たちの良さと、
ジム・ジャームッシュの、その配役のセンスと、セリフや衣装や音楽や演出や、
なんとなく醸し出すオシャレ感を楽しむ感じではないでしょうか。
自分だったら、ゾンビになったら映画館に行くだろうなぁ…。
アダム・ドライバーの朴訥な感じがツボ。
巨匠?のおふざけ
盛り上がりもないし、スカッともしない。コメディだったのか〜。じゃあ、すべり芸の類?。
正直、面白くなかった。これが、外国ではスタンディングオベーションとか受けちゃうんだろうか。
他の人のレビューで、ゾンビが死後も生前の習慣に囚われてるのがユニークとかあったけど、むしろ、それが定番なんでは。他の映画でもやってます。
最高ですね、アダム・ドライバーはじめ出演陣みな素晴らしい
あえて、話の起伏や見た目のハデさを抑えめに、淡々と進んでく妙な空気感と俳優の持ち味が、イイ感じを引き出していて、好感もてます。
ありきたりなわざとらしい、大笑い大爆笑モノじゃなく、妙に冷めたようなシュールな感じが最高です。
出演者の間でネタとしても再三繰り返される、腑抜けたようなカントリー・ウエスタン調の主題歌も、お約束ごとのごとく、サイコー出来です。
なんか、デビット・リンチ(=ツイン・ピークス)っぽかったり、またタランティーノ作品の空気感ような感じもあり、「分かる奴には分かるが、万人ウケなんかしない」世界観が○です。
なんか、「ロード・オブ・ザ・リング」の剣士のような女検死官が思わせぶりに活躍して、「エド・ウッド風円盤」をリアルにしたような宇宙船が来て何かするのかと思いきや、「ハッ!?」なところとか、
大団円(?)の、”出演者一堂、総登場“がサイコーでした、「これで終わりかいっ!?」って.......
全体に漂うのんびりとした空間。これはアダムドライバーの独特な口調と...
全体に漂うのんびりとした空間。これはアダムドライバーの独特な口調とビルマーレイと一緒に乗っているゆったりと動く車、ラジオから流れるテーマ曲で提示され、それが終わりまで続いていく。コーヒー、コーヒーと言いながら生きた人肉を食べるゾンビが出た翌日の初めて死体を目撃した3人の反復シーンが忘れられない好きなシーンとなった。
ジム・ジャームッシュの新作、しかも何とゾンビ映画。 情報を知った時...
ジム・ジャームッシュの新作、しかも何とゾンビ映画。
情報を知った時は二度見しました。
今作もジャームッシュファミリーが多く出演。
全編に散りばめられたオマージュに小ネタ、ジムジャームッシュの遊び心が満載です。
ティルダ・スウィントンなんて役名がゼルダ・ウィンストンですよ?ダジャレかよと。
しかもこの謎の多い葬儀屋、彼女自身の提案から生まれたらしいから驚きです。
立ち上がりはゆっくりと。イギーの登場で(出てきただけで笑ってしまったw)物語は動き出すのですが、スリリングな展開はなく「何だそりゃ?」がひたすら最後まで続きます。
しかし監督やキャストがそれを大真面目に作り上げていて、この緩い空気がとても面白いんですよ。
ただこの手の作品は「合う・合わない」が別れると思うので、のんびりした心持ちで観ると良いと思います。
私はとても楽しめましたよ。
タイトルなし
ジムジャームッシュ監督が
ゾンビを通して描いた現代社会への警告
思いやりや意識を失うことへのメタファー
個性派ゾンビの大終結🧟♂️🧟🧟♀️
出演者もファミリー大集合!!!!!!
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ロメロの古典ゾンビにオマージュを捧げ
監督への愛は音楽界からも出演者が集い
イギーポップがいきなり☕️ゾンビに
細かい☑️ポイントが沢山なので
1度の鑑賞では見落としがあるかも💦
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生前の物欲に従って行動するゾンビ
ゾンビを倒す唯一の方法は
KILL THE HEAD
これだけ。その単純さがいい。
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ティルダ・スウィントン
スティーブ・ブシェミ好き
アダムドライバーは
カイロレンよりこっちがいい😁
あ~~面白かった🧟♂️🧟🧟♀️
ジム・ジャームッシュの映画術
ジム・ジャームッシュがゾンビ映画、と聞いて意外と思った人も多いだろう。日本でなら是枝監督がホラー映画を作るようなものだと言っても案外的外れでもないだろう。そんな期待と不安の入り混じった心境で臨んだ映画館は、コロナ休業が明けてようやく再開したばかりだが、一席おきの座席指定もその必要さえいらないくらいのがら空き状態。こんな時に映画を見ていていいんだろうかと自問しつつ始った映画は、うーんやはりジム・ジャームッシュ、こんなシュールなゾンビ映画は見たことがない。
遊び心いっぱいの映画である。あちこちに洋の東西あれやこれやの映画へのオマージュがちりばめられている。いちばん分り易いのは『キル・ビル』のユマ・サーマンをそっくりコピーしたようなティルダ・スウィントンの葬儀屋の女主人。印象深いあの黄色いスーツで日本刀を振りかざし、迫りくるゾンビを一刀両断にする。その表情はあくまでクールだ。そして最後はゾンビに占領されたこの世界に見切りをつけるように突然現れたUFOに乗って去ってゆく。そう、この映画で生き残るのは、宇宙へ飛び去った彼女と、施設から逃げ出した少年少女、そして浮浪者の老人だけなのである。
出現するゾンビそれぞれが、生前思い入れのあったものへのこだわりを持っているという設定がユニークだ。コーヒーゾンビに始り様々なゾンビが登場するのだがその割には中盤までその設定があまり生きては来ない。だが、終盤女性警察官の祖母がゾンビになって現れるところでなんとも形容し難い事態に発展する。このアイデア、この結末のためだったかと得心せざるを得ないこれまたシュールな展開だ。
ビル・マーレイとアダム・ドライバーの警官コンビが最初から最後まで言い争っている台詞の応酬。ジャームッシュ映画では常連のこの二人がゾンビの群れに飲み込まれてゆくラストに漂う無常感。韓国発ゾンビ映画の大傑作『新・感染』とは真逆の絶望感しかない映画の終幕に、なんだかものすごいものを見てしまったという不可思議な驚愕が残る。コロナ渦巻くこのご時世に、ゾンビの蔓延で世界が終末を迎えるというこの映画。「死者は死なない」!。なるほどジム・ジャームッシュの映画術に嵌まってしまう怪作だ。
なんか癖になりそう?
「なにこれ」が鑑賞後の感想でした
頭のネジをちょっと外して口を開けて見ればいいかもしれません。意外ともしかしてこれなんか色々考えさせられる映画なのかなとモヤモヤしてますが結局よく分かりません。そこがいいとこなのかもしれませんね。
今一番欲しいもの
ストレンジでラブリー、エキセントリックでチャーミーなゾンビムービー。
近づく地球の終わりとまずい結末に少しずつゾクゾクしてみたり、ユニークなゾンビたちにヘラッと笑ってみたり、時折挟まれる風変わりなシーンに少し驚いてみたり。
確実に非日常が侵食しているはずなのに、常に柔らかくてのほほーんとした空気に包まれている。これが「ジム・ジャームッシュ節」というものなのかしら。
居心地の良い空気感にのんびり浸れるゾンビ映画って、あり?…あり!
「言葉を発するゾンビ」というのが新鮮だった。
コーヒーだの、Wi-Fiだの、シャルドネだの…「今一番欲しているもの」を繰り返し声に零しているのかな。
私がゾンビになったら何を言うかな、と考えてみたりして。今一番欲しいもの、なんだろう…ボールペン?香水?服?恋人?靴?マスク無し密密密の日々?欲が深すぎて絞れないな!
程よい個性を持った登場人物たちが愛おしい。
彼らと彼女らのゆるい掛け合いも好き。
少年院みたいな所の3人組がお気に入り。彼らはどこに行って、どうなったのか。気になる。
そして何より強烈だった、ゼルダのキャラクター。
直角に曲がる歩き方が好き。
ドラァグクィーン風磨の死化粧のシーンがツボで、声に出して笑ってしまった。ギャグ線高いのでは。
終盤の衝撃的な展開にも心奪われた。本当に何なの。
彼女のキャラクター性が映画の中でアクセントになっていたと思う。
この映画は何か伝えたいことがあったのかしら。
良い気分で観ていたけれど、特にグッと胸掴まれるようなことはなかった。
スリルも何もないし、でもラスト辺りはなかなか素っ頓狂で面白いし…なんとも不思議な感覚になる。
結局私、何を観ていたのかな?という気分。
メタ的な発言や小ネタにニヤリとできて良かった。
すごく面白いとは思わないけれど、確実に好き。
ジャームッシュらしい
ぶっ飛び感がジャームッシュらしい小ネタ満載のある意味笑える映画。コロの今だからこそ観るべきか。
ジャームッシュの映画出演チームが勢ぞろい。よーく観ないと特殊メイクでわかり難いかも。
本気でつまらん
有名どころの俳優陣が出てる
期待高まる!しかも久しぶりのゾンビ映画を
映画館で観られるなんて!
…で開始から暫くしてグダグタ感が
ダラダラ続く…腕時計を見る…え⁉︎
もう半分過ぎてんの?
ってかそれにしても…このマッタリ感がとか
この映画を面白いと観れる人もいるんだなーと
私は全く何も感じず。しまいには何も言わずに
UFOで帰ったら、シャルドネ…覚えているけど
昔レンタルで観た邦題ゾンビ3と同レベル。
オススメしません。金は無駄です
新感覚なごみ系ゾンビ映画
ゾンビ映画は、好きでいくつも見ているが、
こんなになごませてくれるゾンビたちは初めてだ。
「シャルドネ~……シャルドネ~……」と生前の好物をつぶやきながら
うろうろしている隣人ゾンビ。
早く噛みつかれて、ゾンビ側にまわったほうが楽しそうな気すらする。
ジム・ジャームッシュ監督ならではの不気味かわいい世界観にどっぷり浸ることができた。
本来なら血が噴き出るところも、砂が吹きでたりと、
スプラッタが苦手な人にも配慮されていて、
今公開中の映画だと、若草物語はけっこう女子よりだし、
このゾンビ映画が意外とデート向きかも?と思いました。
アディクデッド
どんなに前評判がよろしくなくとも新作が公開されたらとりあえず映画館に足を運ぶことを決めている映画監督、自分にとってはそれがジム・ジャームッシュである。インディーズ界のレジェンドことJJの作品についてコメントを求められると、“オフ・ビート”という形容詞をつけておけば間違いなし的な通りいっぺんの回答をよこしてくれる人が多いのだが、本作に関しては不思議とそれがない。そんな思考停止した観客を文字通り滅多切りにした作品、それが本作『デッド・ドント・ダイ』だからだ。
ビル・マーレイにアダム・ドライバー、ティルダ・スウィントンにトム・ウェイツ…それこそJJ組オールスターキャストといってもいい映画前半は、JJの過去作品を見たことがある方ならば思わずニヤッとさせられるセルフ・オマージュ・シーンがてんこ盛り。なんてたってJJのパートナーでもあるサラとイギー・ポップがゾンビ筆頭で登場し、「コーヒー」とやりだした時には思わず椅子からズッコケそうになったくらい。皆さんのご指摘どおり、クリーブランドからやって来た都会ッ子3人組は、JJデビュー作を彷彿とさせる演出だろう。(ちなみに少年院3人組→ダウン・バイ・ロー)
(ラストを除いて)終止人間的にふるまうビル・マーレイとは対照的に、女子供おかまいなし、人種はもちろん知人だろうが元同僚だろうが、一度ゾンビに変身しようものなら情け容赦なく大ナタをふるうアダムのキレ方が半端ないのだ。いくら台本を最後まで読んで第4の壁をこえたとはいえ、ジェダイの血をひくアダムよあなたがデップー化してどうすんの?変な発音と見事な太刀さばきで、アダムと一緒にゾンビどもを血祭りにあげるかに思われたティルダ・スウィントンがまさかの…
「奴らはゾンビになる前からゾンビだった」そんなゾンビとの死闘を遠巻きに眺めている世捨て人(トム・ウェイツ)のこの台詞こそが本作のテーマであることは間違いない。『ストレンジャー・ザン・パラダイス』以来“物質文明批判”を一貫して続けてきたJJが、もはやお手上げとまるで降参したかのような後味の悪いエンディング。しかし諦めるのはまだ早い。本作公開と時をほぼ同じくして世界に蔓延した“コロナ禍”を目の当たりにしてJJはきっとこう思ったに違いないのだ。天は我を見捨てはしなかった、と。
物質文明がもたらす環境破壊や○○依存症という人心の荒廃に“待った”をかけるパンデミックがまたたく間に大流行、これまでの世界のあり方を一変させてしまったのだから。あああ俺達人間を見捨てて神は宇宙に帰っていっちまったよ、と本作を撮って嘆いていたJJにもたらされた、まさに天啓ともいえる事件だったのではないだろうか。スマホを片時もはなさない“つながり・ゾンビ”こと我々日本人も、ウィズ・コロナの時代に似つかわしい生き方を見つけないと、本当に“まずい結末”になりますよ、きっと。
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