劇場公開日 2020年6月5日

  • 予告編を見る

「シニカル不足」デッド・ドント・ダイ もももさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5シニカル不足

2020年11月9日
iPhoneアプリから投稿

期待してたのはどんどんゾンビが出てきて冷静にテンポ良くバタバタしていくコメディだったのだが、全然違った。
あまり多くのゾンビ映画を見ているわけではないので私自身の知識不足もあったのかもしれない。
たぶん何かのオマージュっぽい…と感じるシーンはいくつかあって、ガソリンスタンドの店主ほど全部見た!と言えるくらいなら楽しめたのかも。

最後のシーンはあくまで憶測だが、世の中の何かに縋って欲求の狂気の中にいる現代人をゾンビに比喩しているのだと思う。
警官二人が正義とまではいかなくとも、それっぽいのが飲み込まれていってしまう(?)
にしても、中途半端すぎて深読み感がすごい。
誰もBluetooth自体は探さないでしょうよ…Wi-fiはわかるけどさ…

悪い結末になるって言ってるアダム・ドライバーが台本読んだからねっていうメタ発言は、嫌いではないし、そういう映画ね。という気持ちで見れたとしても、宇宙人も少年院の子達?もよくわからんです。白鯨を出したり「ashes to ash,〜」とよく聞く神のお言葉を出したり、深く見せたかったんでしょう。

やるならもっとシニカルにしてほしかった。

ももも