「粋な遊び」デッド・ドント・ダイ Raspberryさんの映画レビュー(感想・評価)
粋な遊び
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ジム・ジャームッシュの「粋な遊び」を104分間堪能しました。
懐かしのゾンビ映画のシチュエーションそのまんまに、ビル・マーレイとアダム・ドライバーの組み合わせが面白かった。妙に冷静な主人公たち。いかにもジム・ジャームッシュ的キャラクター。
ちょっと不機嫌そうなメガネのクロエも良かった。
コーヒーゾンビのイギーポップもハマってた。
「ゼルダ」はフィッツジェラルドの妻の名前。黒人のウェイトレスは知っているのに、当の白人は知らないという演出も皮肉が効いていた。
環境問題への無関心、思慮の無さはゾンビを産む。
ゾンビ映画というジャンルの中で、わかりやすいメタファーとオマージュで、スタイルと戯れてる感じ。
ラストに向けて、ティルダの消え方が絶景だった。そして、なんでビル・マーレイとアダム・ドライバーが妙に冷静なのか。禁断の会話あり。
身も蓋もないギャグの連続でした。
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