「意外と」罪の声 786さんの映画レビュー(感想・評価)
意外と
地味であったが小栗旬のいい人なキャラとそこはかとなく漂う関西のノリがバランサーとなって観やすかった。
知られざる事件の全貌の公開は当事者たちにとっては社会的に不利益にならざるを得ないのが現実だとしたら、他人がそれを知ろうとすること自体が思い上がった罪なことなのか。
社会にとって悪いことをしたら社会の敵になる理屈がある限り、罪の告白は罪人自身の身の安全を揺るがす理屈。
記者が情報提供者を守秘して事実を伝え、それを見て我々が思うことは、言ってみればこの映画のようなフィクションの作品を観てそれについて思うことと同じなのではないだろうか。
そんなことを思った。全然言えてないけど。
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