「真犯人にたどり着く…の?」罪の声 R41さんの映画レビュー(感想・評価)
真犯人にたどり着く…の?
グリコ森永事件をモチーフにした作品。
主人公が不意に見つけたカセットテープには、幼い頃の自分の声が録音してあった。
しかしそれは、犯人グループがグリコに出した脅迫だったのだ。
新聞記者と一緒に主人公が真相へと向かうのだが、
そこには自分と同じように「声」が使われた子どもたちがいた。
不遇の人生、自殺直前の電話…
物語は、自分自身が関わった事件が、その後の人生を大きく狂わせてしまった部分に焦点を当てている。
同時に、犯人がイギリスにいるということを描き、新聞記者が断罪するが、
最後までやったことの批判があるものの、正義についての答えが出ていないのが残念だった。
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琥珀糖さんのコメント
2024年3月31日
共感そしてコメントありがとうございます。
未解決事件、刑事でなくても真相に辿り着きたいですね。
今頃、声を使われた子供の視点で「グリコ森永事件」が映画になるとは
思いませんでした。
映画では確か学生運動の宇崎竜童が犯人という事になっていましたね。
実際には身代金は支払われず、グリコの誘拐された社長も、
沈黙を守ったまま亡くなってしまいましたね。
とても不思議なのは、犯人グループの誰一人として仲間割れして
新聞社に告白手記とか出ない事、テープの声の子供もちんもくしている。「正義」ですか?闇が深くて・・・本当に不思議な興味の尽きない事件ですね。