「久しぶりに引き込まれるようにしてみた。」罪の声 真理さんの映画レビュー(感想・評価)
久しぶりに引き込まれるようにしてみた。
邦画にこんなに引き込まれたのは久しぶりだ。
俳優の演技力も、脚本も、京都 イギリス 明石大橋の背景の取り方も、子供たちの人生も、メディア側の勝手な理屈も、全て興味深い。
私は、学生運動は冷めた目でみていたけど、裏世界と政治経済の癒着には腹だたしい思いを感じていたし、マスコミの正義を振りかざしているつもりの自己正当化は、悪徳政治以上に大嫌いだけど、この映画は、そのどこに寄り添うでなく否定でもなく、そこを淡々と描いている所の新しさに引かれた。
令和の映画は、人に優しい。そして、ちゃんと考えさせてくれる。
実際にあったグリコ森永事件も、ひょっとしたらこの「罪の声」に近いところまで本当はわかっていたのかもしれない。
答えを知りたいと思い続けている私達にその裏側に近い世界を見せて描いてくれたのかもしれない。
そう思わせてくれた。
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marimariパパさんのコメント
2022年2月24日
真理さん
こんばんは。たくさんの共感とフォローありがとうございます。
考えさせられる作品がたくさんありますね。
なかなか映画館に足を運べない今日この頃ですが、VODで頑張ってマイナー作品を漁っています。
今後ともよろしくお願いいたします。