劇場公開日 2020年10月30日

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「情報社会に踊らされるすべての人たちへ見てほしい映画」罪の声 やまさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0情報社会に踊らされるすべての人たちへ見てほしい映画

2020年12月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

難しい

脚本が、かの有名な野木亜希子先生と聞いて、公開直後から絶対観に行こうと決めていた映画だった。先に見ていた友人たちから絶賛の声が多く、11月後半にやっと観に行くことができた。見終わった時あまりにも素晴らしい映画でこの感情をうまく言葉にすることができなかった。映画の予告CMを見た時は衝撃的な始まりからホラー要素が強い映画のように感じていたがその考えはすぐに飛んだ。これは今の社会のあり方へ今一度問い直す映画のように感じた。
あらゆる情報がありふれているこの世界で、その情報しか私たちは見ようとしない。その裏側を知ろうとも、批判したことへの責任も取ろうとしない今のマスコミや、私たちへのその姿に問いかけている映画だった。
出演している演者や、音楽、演出、脚本
そしてなによりここまで本当だと思えるほどのクオリティの高い作品を生み出してくれた塩田先生へ絶賛の拍手と感謝を心から送りたい。
この作品を多くの人に見てほしい、そして情報のその先にある人たちのことを想像できる人が増えてほしい。このお話はバットエンドでもハッピーエンドでもない
でも間違いなくあなたの心に残る物語だ

やま