「丁寧、そして配慮の行き届いた作品」罪の声 ベッラさんの映画レビュー(感想・評価)
丁寧、そして配慮の行き届いた作品
モデルとなったグリコ森永事件はオンタイムでみてきたので、懐かしさとリアルを感じながらの観賞。
こどもの声に関しても当時の報道やその後の未解決事件の番組などで幾度となく聴いてきた。そのたびに声の主に関してもいろいろな報道があったし、時効成立の時のスペシャル番組では非公開だが特定されているような情報もあったような気がする。
平成も終わり、昭和はもう遠い昔のような扱いだけど、未解決事件は埋もれたままだったり、今もどこかで生まれているのかもしれない。映画では普通で真面目なテーラーの忘れていた思いでの中に真実が埋もれていたように。
実際の事件が題材にされているだけに、作り手や俳優さんたちがとてもとても丁寧に、配慮ある真摯な作品だと思いました。
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