劇場公開日 2020年10月30日

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「憎しみを憎しみで返さない」罪の声 のんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5憎しみを憎しみで返さない

2020年11月17日
iPhoneアプリから投稿

曽根さんの人当たりの柔らかさ、そして憎しみを憎しみで返さない高潔さに心打たれた。
憎しみを憎しみで返さないのは、自分のような知らず知らずの加害者・被害者を増やさないため(あとの2人の辛さを知ったのもあって)もあると思うが、やはり彼自身の性格・守る存在があって愛のある暮らし(昔も今も)にいるからということもあるのかなと思った。聡一郎も母への罪悪感と身の安全さにホッとする気持ちが強く、彼が今までどれほど辛い状況にいたのかよく伝わってきた。

曽根が阿久津に心を開く理由も、曽根の人柄をよく表しているなと感じた。普通はそれでも心を許さない人もいるだろうが、人の良いところを受け取り、信用するという勇気を持てる姿がすてきだった。

のん