「最後の最後まで辛辣」罪の声 ひ。さんの映画レビュー(感想・評価)
最後の最後まで辛辣
グリコ森永事件になぞらえた作品。本物の事件のことはよくしらないけど気味悪さは伝わった。ひとつひとつ紐解くたびにしんどくなっていく。全容が見えれば見えるほど知りたくない現実が浮き彫りになってくる。いや~しんどかった。最後のある親子のシーンはほんとにしんどかった。切なさ?感動?とにかくつらかった。世の中にはたくさんの事件があって罪を犯した人間の家族やそのまわりの人のその後の人生にどれだけ重くのしかかってくるか考えさせられた。この作品の中では、その苦しめられた家族のまわりには支えになってくれる存在がちゃんといて観てて救われた。どんなに熱量もっていても守るべきものを犠牲にしてまでやる意義がどこにあるのか。人として親として理性を失うところに罪が生まれるのではないか。そして自分ならどの選択をしただろうか。そしてこの作品にも出てきた1984とゆう年号。よく使われるけど何か意味があるんかなあ。生まれ年だから気になる。
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