「アイツが犯人なんだって。めでたしめでたし」罪の声 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
アイツが犯人なんだって。めでたしめでたし
初めて予告を見た時、面白そうだなと思いつつ難しくて暗い雰囲気が続くんだろうな...と思った。
最近、暗めの映画ばかりで見るのを躊躇っていたが評価が高いのでそこそこの期待で鑑賞。
面白かったです。
小栗旬×星野源タッグ良きでした
非常に上品な作品で、大人が見る映画って感じ。
昭和の未解決事件を追うことになった新聞記者の阿久津(小栗旬)は、真相を求めて残された証拠を元に取材を日々重ねていった。
役者、音楽、映像良き。
主演の2人はもちろん、松重豊や古舘寛治などベテラン勢が揃っているのでそれだけで見応えあり。
毎度毎度書くんですけど、松重豊はホントにいい役者さん。大好き。居るだけで場が引き締まるんですよ
とても美しい京都や海外の街並みが音楽によってより美しさを増し、上品な作品に仕上がっている。
映像美としても見応えあるので、映画館で見るべき映画ですね。
中々難しい部分もあり、推理要素もあって小栗旬と星野源と一緒に事件解決に向けて行動している気持ちになれる。たまにはこういう映画も良いですな〜
と、今の段階だとベタ褒めのようにみえますが、個人的にはしっくりは来ませんでした。
どうも落とし方が気に食わなかった。
どれも中途半端に終わってしまい、腑に落ちないまま。え?そんだけ??とラストには唖然となってしまった。はい、解決しました。就任、終了。なんだそれ
んでどうなったのかを知りたいのに、それを明かさずに終わるのはどうかと思うな。
記者は結局何をしたのか、何を得たのかと疑問に思った。やっぱり面白おかしく事件や事故の内容を記事に書くのが、記者の仕事なのか...。仲間たちも何しとんねん
全体で見ればそこそこ面白かったので★3.5ということで。めでたしめでたしじゃないよ!ってね笑