「うーん、丁寧に作られてはいるが共感できない。」罪の声 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
うーん、丁寧に作られてはいるが共感できない。
事件の背景にある学生運動の挫折なんて、世代が違っているので共感できないです。
あるべき記者の姿に悩む小栗旬にも共感できないです。
アラ還以上の方又は両主演のファンの方なら共感できるのかな・・
人間関係を新聞記者に次々暴露するおしゃべりさんが多いのは、ちょっとご都合主義ぽいですね。普通、初対面の人には簡単には喋りませんよ。まあ、それを言ってしまえば身も蓋もないのですが。
話の構成は整理されていて、登場人物が多い割に理解はしやすかった。
演出がTBSテレビの土井さんということで納得。
一方、グリコ・森永事件の企業名だけ変更して、その他の周知の事実をそのまま使っているのでどうしても違和感が残る。
ついでに言えば、海外逃亡中は時効進行が停止されます。ネタバレになるのであまり詳しく書けませんが、後日譚についてはちょっと描写が甘いような気がします。
コメントする