劇場公開日 2019年9月27日

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「【”ようこそ、地獄バトルエンターテインメントへ!”今作は2004年のリブート作だが、かなーりグロイ作品でありギレルモ・デル・トロ監督バージョンを期待するとずっこけるので純粋にアクションを愉しもう!。】」ヘルボーイ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 【”ようこそ、地獄バトルエンターテインメントへ!”今作は2004年のリブート作だが、かなーりグロイ作品でありギレルモ・デル・トロ監督バージョンを期待するとずっこけるので純粋にアクションを愉しもう!。】

2025年7月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■ヴィヴィアン・ニムエ(ミラ・ジョボビッチ)は、疫病を振りまく魔女であったが、英雄王アーサーに五体をバラバラにされ、箱に入れられる。
 そして、1500年が過ぎ、彼女はこの世に復活し、ヘルボーイと対決するが、その過程でヘルボーイは強大な力を得るのであった。

◆感想

・今作は、2004年の「ヘルボーイ」を原作者のマイク・ミニョーラ完全監修のもと、新たなスタッフで製作した作品だそうであるが、故に、見事なまでにギレルモ・デル・トロ監督ならではの、異形のモノが人間に迫害されて行くことに対する、複雑な想いを表した2004年版と、取分けその色が強く出たが故に、哀愁さえ感じさせる2008年の「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」の面影はない。
 監督が代わると、こんなに世界観が変わるもんかなと思ってしまった作品である。

・今作のフライヤーが手元にあるのだが、ヘルボーイ側のキャラとしてダイミョウ少佐、アリス・モナハン。ヴィヴィアン・ニムエ側のキャラとしてグルアガッハ、バーバ・ヤーガ、人喰い巨人が登場する。
 これらのキャラは原作に登場するらしいのだが、イキナリ出て来るので、チョイ違和感があるのである。しかもセリフは観る側が彼らの事を知っている前提になっているので、原作を読んでいないモノは、やや混乱するのである。
 多分、いや、間違いなく原作者のマイク・ミニョーラが暴走した結果であろう。

・救いは、ヤッパリ、ミラ・ジョボビッチの怪演で、特に生首の顔や、八つ裂きになった身体を縫い合わせるシーンは、ウワワワ、なのだがヤッパリ存在感がすごいのだな。

<今作は、2004年のリブート作であるが、かなーりグロイ作品であり、ギレルモ・デル・トロ監督バージョンを期待すると、ずっこけます。2025年の新作は、どうかなあ・・。>

NOBU
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