「「Amanda(2018)」の監督」サマーフィーリング Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
「Amanda(2018)」の監督
個人的考えとして、「Amanda(2018)」という映画が2018年・第31回東京国際映画祭で最高賞の東京グランプリを受賞したものだから、同じ監督の2015年制作の本作が日本でも日の目を見ることとなったのか?邪推です。
突然の身内の死をどのように乗り越えるのかをじっくりと丁寧に映像に収める方法は、いくら同じ監督が作ったにしろ、少しはテーマを変えたらと思うのだが、だから、そんなところも批評家の受けの割には、一般視聴者の反応がイマイチなのがわかる。しかし、上記の「Amanda(2018)」は、子供も絡んでくるので批評家からも視聴者からも高い支持を受けている。今作でも、子供さんが登場するのだけれども、すごく自然に演技をしているのか、それとも何も知らされずにしているのかわからないほどのもので、この監督の子供の使い方が、ずば抜けてうまいところがわかる映画となっている。制作年もこの映画が古く、また日本での公開も遅く公開される。
この映画については、一緒に暮らしていた彼女が、染織工房で働いた帰り、突然倒れ、そのまま帰らない人となる。実際にそんな突然、予期なんてできないことが起きたらどう自分では、物事をソシャクし、精神的に昇華することができるのか?ローレンスの感情失禁なんてとんでもない、むしろ一時期は涙した彼だったが、ある意味冷静さを見せている彼の心の動きを丁寧に映像化しているようにも見えるが、ただ、この映画、バックで流れる音楽が一部、画面と不釣り合いなものが散見した、あくまでも個人の意見として.......。
あまりにも起伏のない映画と言えば、素気がないかもしれないが、彼がニューヨークにいたのを気が付かず、そのままでいると途中からマンハッタンとブルックリンを結ぶウィリアムズバーグ橋が目の前に見ることのできるアパートが出てきて気が付いたのだが、その絶景?のアパートを借りたりどうしてできるのか、映画とは言え、ねたんでしまいたい欲求が湧いてくる。
個人的に、謎の部分というか理解できない部分が多く、この稚拙な脳みそでは、到底理解のできない分野の映画なのかもしれない。そしたら評価なんかするなと言われそうだが、しかも☆2です⁉