「明治剣客浪漫譚、未来への歩みを始める・・・」るろうに剣心 最終章 The Final ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
明治剣客浪漫譚、未来への歩みを始める・・・
いよいよ実写版剣心の最終章ファイナルです。
今回、時系列にこだわってシリーズ五作品を見直したんですが、 やっぱり面白かった。まさか変わらないメンバーで、最初から最後まで魅せてくれるなんて、ホンッと大感激です。
まぁ、前作であれだけの大団円を迎えて、6年後の本作品でしたから、儲け主義見え見えって感じもしますが、実写版剣心も大好きなオヤジとしては、嬉しい限りです。
さて、本編ですが、今までどおり最高のアクションと魅力あるキャラクターで大変楽しく魅入っちゃいました。
今回、新登場の新田さん、有村さん、いい具合で入ってたと思います。
特に、ラストの剣心との一騎討ち、面白かった。
【ネタバレ含む】
今回、改めて見直して新たに思い出すことも沢山ありますね。原作も見てたんですが、内容はうろ覚えで、あれ、あそこで宗次郎出てきたっけ?
まぁ、実写版ならではのオールスター勢揃いってことで楽しめればいいかなって割り切ります。
現在放送中のアニメリメイク版で原作との違いを思い返すのも楽しみの一つかな。(アニメでも改変されてるかもしれませんが、深く追求しません)
オールスター再結集の本作ですが、佐之助は、あまり活躍してないような?出番は多かったけど、やられ役みたいな感じ。
江口さん演じる斎藤一の牙突、あの技が一番好きなんで、本作でも楽しませてもらいました。
土屋太鳳さんも大活躍で、いや〜、ホンッと面白かった。
それにしても今回の剣心は、強すぎ? 銃撃から逃げ回ったり、何人やっつけるってくらいの、大太刀回りを一人でこなしたり。殺さずの誓いをたててるから、倒した相手がゾンビみたいに甦って、また襲ってくる繰り返しで、どうなるなんて思ってたところへ、御庭番と警察の応援が登場! クライマックスは最高に良かったです。
上映時間が二時間越えではあるのですが、敵の描写が、ちょっと少なかったかな。変な刀持ってたり、お面つけてたり、ガトリング銃みたいなやつを仕込んでいたりと、それなりに個性的ではあるのだけど、紹介シーンみたいなところも無かったから、あんまり、印象に残らない。それぞれの物語があっただろうに。
縁にしても、物語部分でちょっと物足りなさを感じちゃいました。
とは言いながら、それなりに感動的なラストで、正にファイナル、有終の美を飾ってくれたんじゃないでしょうか。
ただ、江戸の街をあれだけ破壊して傍若無人を尽くしたのに、こんなにあっさり終わっちゃっていいの?って気も無きにしも非ず・・・
実は、本作品中において「最終章 The Begining」のあらすじを殆ど話していた。展開が解っていても楽しめた「最終章 The Begining」は、ホンっと名作だな〜と改めて納得しちゃいました。