わたしは光をにぎっているのレビュー・感想・評価
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まったりだけど良かった。
松本穂香さん目当て。
劇場で観たかった作品だったけど観られずに自宅で観賞。
何気ないストーリーなんだけど、逆に綺麗な映像に引き込まれた感じ。
1カット1カットの映し方に作者さんの拘りを感じた印象。
綺麗な風景も良いんだけど、古い商店街の雰囲気も良い。
銭湯、ラーメン屋、映画館などのレトロ感も良好。
そんな感じで観ていたので伏線にも全く気が付かず。
それに気が付いた時のナルホド感。
心が温まる感じで心地良い。
ラストシーンの松本穂香さんのシーンもこれがまた良かった。
夜中に暗い部屋で一人でお酒を飲みながら観るのがお勧めかも( ´∀`)
良いんだけど
自分にとって、最も評価の難しい作品。
どこが良いとも言えないし、
どこが悪いとも言えない。
0点であり100点満点でもある。
少なくとも観て良かったとは思う。
観たあと、気分が悪かったりしないので。
あ、
これを書いているうちに
なんかジワジワきてる。やっぱり満点だな!
こういうタイプ
キライな人もいるんだろうなぁ。
明らかな「メジャーじゃない感」
が漂ってるし。
”映画”の良さが詰まってる作品
素晴らしい映画。
映像のとにかく美しいこと。
特に光の露出をやりすぎなくらいに明るくした画に心を奪われる。
その最たるシーンがポスターにも使われている澪が湯船に手を入れるシーン。
ほんと美しい。
あと、日本の町並みがこれほど美しく捉えられてる映像もなかなかお目にかかれない。
洋画で西洋やNYの町並みに目を奪われることもあるけど、日本の今の景色も負けちゃいないなって思いました。
普段目にしてる景色が撮り方によってこんな美しくなるのか、と。
澪の成長物語。それを慎ましく描いてるのが印象的。
レベル1が2になったぐらいにしか成長してないんだよな。その変化がとても素敵だった。
はじめてのこと/場所って不安がいっぱい。
はじめて一人でやってみるのってワクワクもある。
そんな日常の気持ちが見事にスクリーンに表現されてた。
成長物語ともうひとつのテーマが開発される街。
ドキュメンタリー風(実際に街の人が演じてる?)を使ったシーンに胸打たれました。
日本って美しいなぁ。
澪……いや、この映画を通じて無くなろうとしてる街が歩んできた長い歴史に関われた気がする。
澪なりの答えを出した名言がめちゃくちゃ心に残ります。
この映画はセリフ少ないけどめっちゃ名言ある。
澪(松本穂香)の低血圧な動きがかわいくて仕方がないです。おっかなびっくりとも違う。
のそ~っと動く。ファッションはちょいボーイッシュなのもよき。
そのシャキっとしない動きがイラっとなるときもあるのですが……それも込みで物語に誘い込まれてるのかもなぁと。
第二の主人公とも言える銭湯を営む京介役(光石研)はさすがの演技。
不器用なふたりを演じる松本穂香と光石研の名演が地味とも言える今作を魅力的に光らせています。
黒猫チェルシーの渡辺大知も重要な役で出演。すっかり役者として板について違和感なくなりましたなー。
ちょっと空回り気味の演技をやらせたらなかなか。ハイなテンションの演技はちょい微妙なとこもあるけど;
慎ましくも素敵なプロット。
繊細な演技で見事に演じる役者たち。
日本の美しさをとらえた素晴らしい映像。
”映画”の良さが詰まってる作品。
本編を見終わったあとに予告編を見るとひとつひとつの仕草を愛おしく感じる。見事な演技!
この映画に対してジブリの鈴木敏夫さんが
”この国も捨てたもんじゃない。
こんなにも美しい日本映画を作る若者がいる。”
とコメントしてます。
超納得。見事にこの作品を表してる言葉。
生活する人が好きになる。
優しくなれる映画でした。
“街”が主人公なんだと思った
全国の銭湯経営者には北陸出身、特に石川県出身者が多いという。この映画の銭湯・伸光湯の壁にも能登恋路海岸にある見附島(軍艦島とも)のポスターが貼ってあったことも関係してると思う。こんなの気づく人は石川県にしかいないかもしれないが、浜辺には縁結びの鐘もあり、かつては観光客が賑わってたスポットでもあるのです。
澪(松本穂香)は長野県の野尻湖周辺にある民宿に住んでいたが、亡き両親に代わって育ててくれた祖母が入院したため、東京へと出てきた。スーパーに就職するも馴染めないため、居候先の銭湯を手伝うことになり、やがてその商店街の人たちと交流することになるのだが、その商店街も・・・ってお話。
野尻湖の幻想的な景色もよかったし、お祖母ちゃんの大好きな詩も素敵。話すことも苦手だったのに下町風情のある商店街の人たちとも仲良くなり、やがて自分の居場所を見つけたはずだった。喪失感はいっぱい経験しているのに、その新しい居場所もなくなってしまう悲しさ。街なかの映画館もいい雰囲気だったし、残ってほしいという願いも届きそうにない。ただ、光をにぎってるの詩やお祖母ちゃんの言葉にすがるしかないのだ・・・
いい話なのに、中盤までは引きの映像ばかりで人物に焦点が当たってないのが残念だった。この俳優誰だろう?てほど、光石研以外は全然わからないほどでした。ただ、終盤になって商店街の人たちのドキュメンタリー映像に魅せられました。本当の商店街の人たちなんだろうけど、これが笑顔と明るさを上手く引き出していて、街なか映画館の神髄を見せられた思いになりました。重機による建物を壊す映像がグサリと心に響き、あぁ、これは街が主人公の映画だったんだなぁ。などと、澪やその他の人物の今後なんてどうでもよくなってしまいました。
松本穂香だし中川龍太郎だし観に行こう!って思ってて観に行くのが遅く...
松本穂香だし中川龍太郎だし観に行こう!って思ってて観に行くのが遅くなっちゃった。できることからやる、ってなんだよ!って考えちゃうんだよね。そのときの焦りや自己嫌悪やひがみをうまく映像にしてると思う。
良かった。
焦点がぼやけている
画も良いし役者も良いのに、なぜこんなにも...なんというか、「残らない」感じがするのだろうか。
田舎を出て来て東京にやってきた若い女性、という圧倒的なモチーフを使っているのに、なんだろう、それを活かしきれていないという感じがする。
松本穂香の、あの曖昧な、言葉を発さない、引っ込み思案な演技は良い。良いのだが、彼女のバックグラウンドがまるで見えない。田舎で育った、両親を喪った、だけではあの性格形成が分からない。まして実家が民宿で、あれほどの祖母が居て。全く分からない。彼女が。彼女が恐れるものが。ひと...?というのでもなさそうで。
つまり主体たる彼女が曖昧過ぎるので、後半は特に、ひたすらに失われゆくものへの郷愁映画になっている。
郷愁。
つまるところこの映画が撮りたかったのは失われゆく時代への郷愁なのか、ひとりの若い女性の姿なのか。成長譚としては弱く、群像劇にしては描き込みが足りず、結果我々は消えゆくものへの惜別をひたすら見せられる。それならいっそドキュメンタリーで撮って欲しかった。渡辺大知にその役させるのではなくて。
つまり、どちらかにフォーカスを絞ればもっと...なんというか「刺さる」映画になったと思うのだ。どことなく造形が中途半端な、作りかけのものを観ている違和感が拭えなかった。
カメラワークもカット割りもすごく良くて、映画としては美しい。でも映画は美しいとか、ノスタルジックだけではなくて、芯がないとなあという気持ちになる。
物語のあるなしではなくて、フォーカスをどこに持っていくか、は重要と感じた。
松本穂香はとてもよくて、あの苛々させる感じを出せているのは素晴らしい。現に出てくる女性陣、ほぼ皆苛々している。しかしさすがに首の傾げ方がわざとらし過ぎる気がした。渡辺大知と徳永えりは出番の割に薄いし、忍足修吾はなぜあそこで使ったんだろうという気がした。もったいない。
光石研は上手いけど、ああいう役じゃない光石研を観たいと思ってしまった。
すべての事に終わりは来るけれど、それでも諦めず前に進もう。…そんなメッセージを感じる作品でした。
ボスターの松本穂香の憂い顔がいいなと感じて鑑賞しました。
再開発の名のもと壊されていく町。
その町の銭湯に居場所を見つけかけていたヒロイン。
これはきっと、そんなノスタルジックな雰囲気を味わう
作品なのだろうと。そんなことを思いながら観てました。
地元のローカル駅で
仲間に背を向けてホームに向かうヒロインの姿に共感。
行きたくない。 けれど
行かないと前に進めない
だから行かなくちゃ。 …うん。分かります
☆
タイトルを見たときに、どことなく「詩的なイメージ」と思ってまして
調べてみると、出典がありました。
山村暮鳥(やまむらぼちょう)
明治の詩人にして児童文学者。
詩集「梢の巣にて」の
「自分は光をにぎつてゐる」という詩。 ← こちらでは「わたし」でなく「自分」
※ 私は手の中に、光をにぎりしめている。 そのはずだ。
一度手にしたものは、なにがなんでも手放すものか。 (意訳…)
このような思いが込められた詩かと思いまして
そう思いながら作品を振り返ってみたら、もっと別のメッセージが
見えたような気がしました。
「失敗や挫折なんかに負けずに、たくましく生きていこうよ」
そういうことなのでしょうか。
ラストの場面、ヒロインは場所を変え、他の銭湯にて働いておりました。
☆
祖母のひとこと
「自分に出来ることから始めなさい」
本当にそう思います。 しみじみ。
中川龍太郎監督
「四月の永い夢」のカントクさんでした。
まだ20代ですか 若いなぁ
生きることの儚さとか再生とか
そういうものをテーマにするのが好きな人なのかなと思いました。
次の作品もすぐにあるみたいなので、自分的には要チェックです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
立石と澪の思い出と旅立ちの物語。
住んでいる所の近くの立石が舞台で、その立石にある銭湯をテーマにした作品とあって興味があり、鑑賞しました。
で、感想はと言うとまぁまぁw
面白いかと言えば、…な感じですが、嫌いではないですw
澪の成長を描いた物語でもありますが、立石の風景が徐々に失われてく物語でもあります。
最初、立石の銭湯奮闘記的な作品かと思い、「こち亀」の秋本治先生が描いた漫画「いいゆだね!」を思い浮かべました♪
長野県の湖畔の美しい風景と立石と言う下町の風景のコントラストが楽しい♪
また、銭湯好きにはたまらない銭湯での描写も豊富なのに、小さな映画館の描写まである。
ここに立石の様々なディープな飲み屋や食べ物屋も加わる。自分の好きな物の描写がいっぱい♪
こう言ったのが好きな人にはたまらんですw
ですが、お話はものすご~くゆったりとした感じでまるでドキュメンタリーを見ている感じ。
起承転結がある様で無い様な感じです。
内にこもる感じの澪は圧倒的に口数が少ない。
感情を出す事も少ない。すっぽん屋で美琴にからかわれた時なんかは正直“うわ~面倒くさい女”と思いましたw
また、周囲の人々も割りとそんな感じ。
だから徳永えりさん演じる美琴なんかを見るとホッとしますw
澪は結局何をやりたかったんだろう。
自分の意思で東京に出た訳ではないとしても、やりたい事を見つけようとはしている風に見えない。
ラストでは結局銭湯が好き。人が好きと言う解釈をしましたが、それでもこの東京で抗ってる様には見えない。
ただ、澪の東京を触媒にした小さな小さな成長の物語ではあります。
雰囲気を楽しむ作品と言う感じでしょうか?
なので、何処かこの作品から引っ掛かるキーワードが無ければ、多分楽しめないのではないかと。
自分も鑑賞前は割りとハードルを上げていたので、ちょっと肩透かしな感じはしました。
主人公の松本穂香さん演じる澪が淡々とした感じでそれがそのまま作品の雰囲気になってます。
あまりにもゆったりとした感じで事件らしい事件も特に起きない。
でも、時間は流れ、身の回りにある様々な懐かしい物が取り壊され、廃業していく。
切ないです。でもそれでも人はそれらに対応しながら生きていく。
当たり前の事なんだけど、改めてそれを目にすると切ないんですよね。
松本穂香さんは「おいしい家族」でも主演されていましたが、この作品では全く違う女の子を演じられてます。
自分が気になるミニシアター系の作品に軒並み出演が決まっていて、今後も気になる女優さんです。
ゆったりでもあり、淡々とでまあり、あるがままでもあり、それを受け止める。
諸行無常と言う言葉が一番適切かも知れません。
抗うとすれば、澪が発した“しゃんと終わらせる”と言う事。
しゃんと終わったかと言うと、終わってない気もしますが、何かをしゃんとしようとしたのは確かです。
立石と言う街は葛飾区の中でも屈指のディープタウンで呑兵衛の聖地と言われてますが、何処か時間がゆっくりと流れ、時代から少し取り残された様な街。
交通の便は少し悪くてw、陸の孤島の様な感じw
でも、昭和にタイムスリップした様な感覚になり、とても面白い街でここでしか味わえない事が沢山ある。
近年では再開発が頻繁に行われているが、正直この街にそれが必要かと言えば必要とは思いません。
銭湯が大好きで銭湯が閉店していくのは正直辛い。
自分の実家では半径2km圏内の銭湯は全て閉店してしまいました。そう考えると東京はまだまだ銭湯が沢山在る方。
それでも銭湯が少しずつ無くなっていく。
だからこそ、忸怩たる思いが沸き立ち、無くなっていく風景が寂しい。
そんな思いに浸れる作品です。
ミニシアター系らしい作品で、淡々とした作品なので観る人を選ぶ感じですが、大作系の鑑賞が続くと一服の清涼みたいな感じがします。
口直しの漬物みたいなw
下町と銭湯に興味がありましたら、如何でしょうか?
にぎった光は希望へ
そこで、ありがとうを言わないの⁈
というほどのコミュニケーション下手な主人公が
祖母の教え「まずは目の前の出来ることから」始めて見つけた居場所が、再開発で再び去ることになる切ない現実。
昔の話ではなく、現代の今も誰かの居場所が、簡単に消え去っていっているんだ。
消えゆく銭湯、ミニシアターに想いを馳せる。
生き残る道はないのだろうか。
自分は光をにぎっている
いまもいまとてにぎっている
而(しか)もをりをりは考へる
此の掌(てのひら)をあけてみたら
からっぽではあるまいか
からっぽであったらどうしよう
けれど自分はにぎっている
いよいよしっかり握るのだ
あんな烈しい暴風(あらし)の中で
掴んだひかりだ
はなすものか
どんなことがあっても
おゝ石になれ、拳
此の生きのくるしみ
くるしければくるしいほど
自分は光をにぎりしめる
山村暮鳥「自分は光をにぎつている」
「山村暮鳥詩集」所収
カネコアヤノさん「光の中へ」を聞くラスト
形あるものが消えても
掌に握った光は消えないと信じていいのだと
最後は、観る者に希望を任されたように、静かな淡々とした世界から、明るい気持ちで劇場を後にした。
街の映画、かな?
両親のいない、祖母の旅館を手伝っていた子が、旅館の閉館を期に、父の友人を頼って東京の銭湯で働く話。
…とあらすじを書いてみたが、ほぼ不要、観りゃわかる。
松本さんを堪能できる映画かと思いきや、徹底的な引きの画像なので、堪能するには至らないかと思う。
それも、この映画の主役は、おそらく街(情景)だから。人は、その中にパーツとして埋め込まれている。
主人公が光をつかむ話といっては不十分な気がする。街が、光をつかむ彼女を見守る話だろうか。
ただ、監督の言う "街" は人のいる街ということだから、どちらが主ということはないのかも。人が生活している場所が、"街" か。
2020/3/13 追記
MV「URBAN SENTO」が、中川監督 X 松本さん で、YOU TUBE に上がるそうです。
コミュニケーションの方法は一つじゃない
ジャンルで言えば下町人情物語か、いや、落語で言うところの長屋噺に近いだろうか。それだけを聞いて、古臭いと思って本作を観ないのは些かもったいない。じっくりとスクリーンを見つめてみると、映画本来の物語表現技法がまざまざと描かれていることに気づかされる。
意図的なのだろうか?本作は平成30年を舞台にしているにもかかわらず、SNSをするシーンが一切登場しない。広報は店の前の掲示板に貼ってお知らせ、チラシも手書き。時代遅れ、リアリティがないと言われればそれまでだが、かつてはそれが普通だった。かつて普通だったことを現在行うことで見える不思議さ、異様さ、面白さ、そして温かさ。
特段、人とのコミュニケーションが上手くできない主人公が見よう見まねで銭湯での仕事を始めるシーンが実に印象深い。言葉ではなく、行動で仕事を教える店主と一緒に浴場を清掃する場面の何とも微笑ましいことか。そして、かつて映画もサイレントであったことの面白さもこの作品には垣間見えるのだ。
SNSの普及で我々のコミュニケーション方法は確実に変わり、会社の説明も「配布した書類を読んでください」で済まされ、常に文字情報が仲介する時代になっている。しかし、コミュニケーションの方法は一つじゃない。人と繋がる方法は他にもある。それは会話かもしれないし、行動なのかもしれない。自分のできる方法で人と繋がれば良い。時代が変わり、何かがなくなっても掌ににぎった光は消えないのだと感じさせる微笑ましいラストシーンになんともほっこりさせられた。
古き良き時代からこの先へ
昭和の香り漂う銭湯。
その地で長く生きてきた人々の生活。
ひとりの女性がふとそんな街にやって来てそして去ってゆく。
物事の終わりを最後まで見守る大切さ。
新しいビルがどんどんできていく現代。
その分なくなるものも多い。
20年後も50年後も大好きな小さな映画館が守られますように。
そんな気持ちになる1本でした。
映画を観る前は『どんな映画なんだろう』と思って観た。観たあと、『ど...
映画を観る前は『どんな映画なんだろう』と思って観た。観たあと、『どんな映画だったんだろう』と思っている。
おばあちゃんを見つめる表情、お風呂に手を入れた場面が良かった。
『飛べない時代の魔女の宅急便』とは、言いえて妙だ。
なんか記憶に残る作品
個人的には気になるマイナス面がないし
だからと言って
これといった優れた面があるわけではないのだけれど
たぶん、昨日見た「ひとよ」より記憶に残る作品なのかも...
やっぱ中川龍太郎監督作品は気になります。
丁寧な映画
想像力を働かせなきゃっていう台詞があったけど、観る側のリテラシーを信頼してとても丁寧に作られてて、とても心地よく観れた。ミルフィーユみたいにメタ構造になってるのも気持ち良い。松本穂香はちょっと拗ねた演技がとってもよく似合う俳優さんだなぁ。
ドキュメンタリーっぽかったけど。
東京の下町感は、東京のあの辺のこと理解してる人じゃないとなかなかわからんような。田舎からの上京なので、もっとこう、都会でキラキラしてる感じも少しはあったほうがバランスが良かったかな。田舎から出てきて一気に馴染むのも何だかね。外人さんのところはドキュメンタリーっぽくて良かった。
中川監督に期待して
前作「四月の永い夢」の美しい富山の情景に主人公朝倉あきさんの心の旅、そんな情景とやはり儚そうな表情をみせる松本穂香さんに期待して鑑賞 劇的な展開をするわけでもないストーリーであるが、地方の対極にある「東京」であっても、人をつなぐ関係が変化していて、商店街をその変化の象徴として描かれていました 再開発で失われる人々の関係なんて、どこにでもある話ではあるけれども、松本穂香演じる主人公にとっては、大変な出来事
であり、彼女を暖かく見守る人々がとても心に残ります 松本穂香さんはCMや企業ポスター、また映画「世界で一番長い写真」のエネルギッシュな高校生役など多方面で活躍されていますが、バイトをすぐやめてしまう、ちょっと頼りなくうつむき加減で常に心配な娘役もピッタリでした 光石さんは安定の父親役(本当は父親ではないですが) 「彼女の人生は間違いじゃない」でも酒に浸る父親役をしていましたが、言葉を交わさなくても主人公を暖かく見守る姿、よかったです(12月5日 京都シネマにて鑑賞)
映像が綺麗
ひたすら映像なの。そこにこだわって作ったのかな。
なのでドラマはほとんどないのね。松本穂香がうまく演じてるなあとか、徳永えりいいなとか、吉村界人かおが映らないから解んなかったとかぐらい。
松本穂香の地元の映像が綺麗でどこだろうと思ったら野尻湖なの? 観に行きたいと思ったよ。
冷たいお湯
秋晴れの日曜の昼下がり何も考えず期待もせず
ミニシアターで一人ぼんやりと映画を堪能するにはちょうどよかった。
特に印象に残るものはない。
特にドラマチックな演出があるわけでもない。
日常の速度より少しのんびり。
松本穂香
彼女の演技を初めて観た。
一度見たら忘れられない特徴のある顔。
顔の演技が多くて。いつも同じ表情。
大きく目を見開いて何かを考えてるような表情。
セリフも少なすぎて。彼女でなくてもよかったのでは、とか考えてしまった。
それにしても窓から降り注ぐ陽の光に照らされる
昼間の銭湯の冷たいタイルと澄み切ったお湯の光の反射は
銭湯独特の空間と雰囲気。他の国にはない文化。
外国人がこの作品を観たらきっと興味を持つことだろう。
一番の印象に残った俳優さんは忍成修吾
あの胡散臭い雰囲気と弱々しい笑顔と真面目な口調で下ネタ話す。
独特すぎて面白かった。彼の新境地を観れた気がした。
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