「温泉の力が彼女を成長させてくれたんだね(о´∀`о)」わたしは光をにぎっている ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
温泉の力が彼女を成長させてくれたんだね(о´∀`о)
念願かなって、大好きな松本穂香ちゃんの完成披露試写会に参加させてもらいました(о´∀`о)
なんて優しそうな雰囲気なんでしょう。
彼女の笑顔は人を癒してくれます(//∇//)
仕事で疲れた体を、心地よくほぐしてくれるかのような、優しいオーラに包まれていました。゚(゚´ω`゚)゚。
彼女の優しい雰囲気が、この映画にぴったりとあっている感じです。
監督曰く、「翔べない時代の魔女の宅急便」がこの映画のテーマだそうです。
改めて考えると、確かに彼女が上京して、自分の生き方を決めていく姿はすごくよくキキの姿に似ている気がしました。
周りのキャストの方々もとてもフレンドリーで、役の雰囲気ピッタリ。
映画監督を目指す青年を、渡辺大知さん。
いろんな恋を繰り返す会社員を、徳永えりさん。
身寄りのないみおこと、松本穂香ちゃんの面倒をみる銭湯の店主を光石研さん。
一見全く接点のないみんなですが、銭湯という憩いの場が、街の人と人とのつながりを生み出している様子が感じられて、見ていてとても心地よかったです。
舞台挨拶の場でも、皆さん自然体で、松本穂香ちゃんを中心に談笑している雰囲気がとても良かったです。
この映画は、監督の故郷が都市開発により、思い出の店が跡形もなく消え去ってしまい、ショックな気持ちから生まれたとのこと。
街が消えるということは、そこにいた街の人々が消えるということでもある…。
中の良かった人たちが店をたたみ、皆バラバラになっていく姿を想像すると、何とも悲しいものがあります。
新しいものを生み出すということは、古いものを淘汰することにも繋がる…。
そう考えると、何でもかんでも新しくすることが正しいのかと考えさせられてしまいます。
時代はどんどん変わり、人が時代の流れに合わせて生きていかなくてはならない現代社会。
そう簡単にうまく適応出来ないひとにとっては、かなり生きにくい時代になってきているのかもしれません。
映画の主人公のみおちゃんも、場の雰囲気になれるのに精一杯で、なかなか社会に適応することができない少女でした。
安心できる場所、安心できる人が身近にあることが、これから生きていく中で、とても大切なのかもしれない。
自分の事は自分が一番わかっているからこそ、自身に何が必要で何が足りないのか、その答えを見つけることができれば、これからも彼女のにぎる光は、より一層輝くのかもしれませんね
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最後に…
映画の中に出てきた銭湯の水の揺らぎ。
長野県の野尻湖の美しい情景。
下町の路地裏。
この映画では、たくさんの美しい映像が出てきました。
都市開発の関係などで、下町のお店などは既に無くなってしまっているところも多いようですが、この映画が残してきた映像が、どうかいつまでもいつまでも薄れることなく後世に残っていくことを願います。
映画の後には、監督が一人一人に挨拶してくださって、とても丁寧に対応してくださっていました。
最後の最後までどうもありがとうございました(о´∀`о)
また、29歳という若さ!
今後の活躍に期待しています!!