「面白い。面白いけど」どちらを みるさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い。面白いけど
この映画の原題は「どちらを選んだのかはわからないが、どちらかを選んだことははっきりしている」です。
これがタイトルであると同時にこの映画の主題です。
主人公たちは2つの選択肢を何度かせまられますが、どちらを選んだのかは視聴者にはわかりません。ただ役者さんからの表情やセリフから「こっちを選んだのかな?あっちを選んだのかな?」と想像させてくれます。
このアイデアは素晴らしいと思います。
ただし、惜しいのがこのアイデアならもっと面白くできただろうととも思います。
「同じような飴玉どっちを舐めるか」とか「似たようなおじいさんのどっちに道を聞くか」とかそういうのより、せっかくの素晴らしいアイデアのある映画なので、もっと面白みのある選択肢が欲しかったです。
ラストの選択肢にしてもどっちを選んでも「父を見られた」ということでどっちを選んでも男の子にとっては意味のある結果だと思います。なので視聴者はそんなにどっちを選んだのか気になりません。
惜しい映画です。
コメントする