クリティカル・ブロンドのレビュー・感想・評価
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自己催眠術
CIAが出てくるし邦題からして女スパイのアクション・ムービーかと思ったら原題はHeadLock、といってもプロレス技ではなく脳の縛りのことらしい。
CIAエージェントのケリーはテロ情報を探る任務で意識障害となる、CIAの上司は殺してでもケリーの脳内情報を取り出そうとするが妻のテスが断固拒否。
どうも、ケリーは危機に陥った時、脳内情報を守るために強烈な自己暗示で脳機能をロックすることができるらしい、ロック解除はこれまたケリーが発想したキーワード、催眠術を解くのと似たような設定。
ケリーは意識不明のはずなのに、どういう訳か手の震えのモールス信号で意思を表せる。
映画の殆どはケリーの悪夢の描写なので支離滅裂チンプンカンプンの妄想劇、ひどい一人芝居映画もあったものです。
ケリー役のマーク・ポーリッシュが脚本・監督・製作・出演と4役、ほとんど自作自演状態なので、周りの人もおかしな妄想映画だと思っても止めようがなかったのでしょうね・・。
人間というデバイス
CIAは加速化し複雑化する情報戦を制すべく、最重要の機密情報を正確且つ迅速に収集・転送・保護できる最高レベルのセキュリティシステムを開発したとかなんとか...
大規模なテロ計画の動向を察知したCIAは、テロを未然に防ぐべくエージェントのケリーにそのシステムを施し詳細な情報を入手する任務に就かせるのだが、なんやかんやあって彼が報告を前に昏睡状態に陥ってしまう。
CIAはケリーの頭の中にある情報を彼の命と引き換えにしてまで入手したいのだが、妻のテスはそれを断固拒否。彼女は独自にケリーとのコンタクトを図ろうとこれまたなんやかんややっていく...
人間は日々膨大な情報に晒されながらも、パンクすることなくそれを容易に処理(取捨選択とも?)し生活している。また五感で感知した情報を身体のどこかへと書き込み、またそれをある程度正確に引き出すことができる。記憶し思い出すことができる。
断片的で上下左右時系列ぐっちゃぐちゃに綴られていく映像は、我々が普段から当たり前にしかもほとんど無意識に行っているその行為が如何なるものなのか?を辿らせ、記憶媒体としての人間の価値を定義させる。そしてその情報がもたらす利益と不利益を天秤にかけることでもまたそれを測らせようとする。
それを受け見つめる、混濁した記憶の中で鮮明化していくまた一方で昏睡していくケリーとテスの2人を結びつけ繋ぎとめるナニカナンヤカンヤ...。よくわからん。
トランスパーソナル意識...
「マトリックス」シリーズ...「JM」(1995)...「ザ・セル」(2000)...「デジャヴ」(2006)...「インセプション」(2010)...「モールス」(2010)...「ミッション:8ミニッツ」(2011)...「記憶探偵と鍵のかかった少女」(2013)...「リアル 完全なる首長竜の日」(2013)...「ザ・シェル 第三次大戦」(2016)...「秘密 THE TOP SECRET」(2016)...「フラッシュバーン」(2017)...「アンチグラビティ」(2019)...「HELLO WORLD」(2019)...「エージェント・オブ・メモリーズ 記憶犯罪捜査官」(2021)...
クインが好き
2022年12月11日
映画 #クリティカル・ブロンド (2019年鑑賞)
#glee で一躍有名になった #ディアナ・アグロン がサスペンス映画に主演
いろいろ難しくすればサスペンス要素が増すとカン違いしたんだろうな。邦題も意味もなくブロンドとつけたり
ディアナに難しい役は無理だと印象づけちゃったみたい
色々とチャレンジして失敗した映画。
心肺停止状態の脳から、情報を取り出せるようになった近未来の話。作戦中に心肺停止状態になった主人を守るため、女性が必死の戦いを行うストーリー。
監督の自己満足映画です。頻繁に変わるシーン。脳死している主人の意識を頻繁にイメージで表現するので、ただでさえ貧弱なストーリーがぶつ切りになり、何が何やら分からなくなります。
私の1時間40分を返して欲しい、切実にそう感じる作品でした。と言いますか、何故こんな作品を放送したWOWOW!
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