「真っ当な話を真っ当に撮った。だけ。」さくら hirocorさんの映画レビュー(感想・評価)
真っ当な話を真っ当に撮った。だけ。
全然ダメってわけでもないけどすごく良い!ってわけでもなく。
冒頭、お母さんの性教育のシーンで、とても良い映画が始まるんだなぁという予感があった。
しかし、いつ本編が始まるのかと待っても待っても次男のナレーションの説明によって物語に入り込めず、なんか乗り切れないまま終わってしまった。
3人の兄妹はそれぞれは素晴らしい役者だけど、この生っぽい話において3人揃うとどうしても作り物感が気になってしまう。
普遍的な家族の話は、もう少し広告の匂いがしない人で観たい。
それと原作未読の身からしたら、なぜ「さくら」なのかがそもそも伝わってこなかった。
もう少し犬を工夫して使ったらどうだったんだろう。
犬の目線で語るとか。
普通の話を普通に撮っただけで、世界各国数多ある家族映画には勝てないな〜と思った。
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