「むずかしいわなぁ...」さくら hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
むずかしいわなぁ...
役者のみなさんの演技は、とてもよかったんだけどなー。
うーん…薫が語ってたけど、愛がテーマなの?
私は、この作品の中の家族にリアルな愛を感じなかったよ…。
そうだなぁ…、
原作の中で(読んでないけど)、
監督、もしくは脚本家の気に入った一場面、
例えば、カラフルな手紙に埋もれて
「おにいちゃーん」言うて自慰ってる?ドヤ感満載のファンタジーなシーンとか、
お漏らししちゃうシーンとか、
卒業式に、いきなりスピーチとか。確かに、素晴らしいこと言ってるよ、内容は。
でも、何もかも唐突に入れすぎて、それに至る心情が全く描かれてないから、あたしゃ、ポッカーンよ。
置いてけぼりよ。
小松奈々ちゃん、がんばっとるなーしか思わんわけよ。
俳優さんたち、すごいなーとかね。
子どもに夫婦の営み説明するのも、いいこと言ってるでしょ!って主張されてる気分なわけよ。
でも、そこいる??ってなるの。
入れたかったシーンをとりあえず、全部入れました!的な。
しかし、美貴は、いいの、あれで?
彼女は、少し病気なのか??
なんで、あんなんなのか、よーわからんのよ。
で、そのまんま、なんだか、良く解らんなー、なままで終わって、
エンドロールで西加奈子の原作と知って納得した。
クセがつよいからなー。
そりゃ、難しいわなー。
というわけで、ひたすら役者がもったいな、と思いました。
それと、
しょっぱな、この二重くっきりの美男美女の濃い三兄妹が、
この親二人から産まれるのか?!
まったく、ひとつも部分的にも似てないやーん!って、衝撃からの違和感が拭えず、
どこかで、その辺りも実は養子縁組とか何かしらの家族の問題で絡んでくるんじゃね?とか思ってたら、特になかった(笑)
>レモンブルーさん
なるほどです!
びっ、びなんびじょ…それは、あきません(笑)
これは、やはり一度、原作を読んでみないとですわぁ~。
監督がどこをどう解釈して、この作品が出来上がったのか理解できるかしら...。
コメント、ありがとうございました!
本当によく分からない映画でしたね。私は監督の舞台挨拶を見たのですが、美貴の手紙に埋もれた自慰シーンはお気に入りのようでしたよ。この映画は原作の印象的な部分を抜き出して繋げたようなところが多くて しかも薫のナレーションだけで説明してしまう唐突感は違和感有りましたね!
原作には 母が昔から美人と評判だったとか、お父さんは兄ちゃんに似たハンサムだとかの薫から見た姿が描かれてます。ならば、映画のキャスティングも…もうちょっと考えて欲しかったです(笑)