劇場公開日 2019年11月8日

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「犯罪者を出したことによる家庭の悲喜劇」ひとよ Naotanjrさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5犯罪者を出したことによる家庭の悲喜劇

2022年12月17日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

難しい

内容はどうしようもないくらいひどい事件だが、暴力夫を妻が轢き殺すという、妻であり母であるこはるの正義感、自首という潔さ、しかしそれは独りよがりの面もあり、残された子たちの運命はねじれていく。その捻れた糸をほぐそうと15年立って母親が姿を現し、押さえていた感情が互いに鋭いナイフのように交差する。その緊迫感に、次は何が起こるのか、とハラハラさせられた映画でした。次なる被害者は出ず一応は丸く収まったところがちょっと拍子抜けというか現実的というか、、悲惨な中にも人間臭さへのいとおしさを感じる作品。

Naotanjr