「あこがれと失望…そして冒涜」9人の翻訳家 囚われたベストセラー うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
あこがれと失望…そして冒涜
子供のころから文学に憧れをもっていた。でも、それを、深く読み込む能力が自分にないのが残念でならなかった。
村上春樹はあこがれだけで、読んだ作家に一人。
村上文学は、文章は平易で読みやすいが、意味がよく分からない。
物語性がしっかりとある、ノルウェーの森でさえ、エロと分裂病への興味本位で読んだだけだったような気がする。
この映画の中での小説は、そんなに軽薄で深みのない作品なのだろうか?
ネタバレとなれば、誰も読まないような、誰も買わないような…。
すぐれた文学作品は、時代を超え、人種をこえ、思想を超える人類の宝のようなもの。
だから、いくら流出しようと、何も恐れることはなのである。
だのに、この映画の設定は、文学というものを相当軽く見ている。
だから、途中で、映画へ興味を失ってしまった。
ダメな作品である。
コメントする