劇場公開日 2020年1月24日

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「構成は良い、設定は面白い、展開は読める」9人の翻訳家 囚われたベストセラー tabletapさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5構成は良い、設定は面白い、展開は読める

2025年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

なんとなく『ユージュアル・サスペクツ』を彷彿とさせられる。

閉鎖環境 => (あー殺人事件起きそうだな) =>2ヶ月後の刑務所

という極めてテンポの良い時系列シャッフルが良い
この先どうなるのか、という好奇心を刺激させられる

この手の作品は大どんでん返しをするもの
というメタ読み的な視点で視聴していたがまぁその通りで
途中から答え合わせを楽しんだ。
"実は逆"、"実は最初"から、という2点で正解したので
この作品のどんでん返し部分は正解した。
そのくらいわかりやすい

物語の構成は良かったのだが、なぜせっかくの閉鎖環境を生かせなかったのか

『十二人の怒れる男』のように密室を舞台に展開すればなお良かったと感じる
また、一人一人の人物の掘り下げも足りないように思える。
9人居るが、3人とその他くらいの印象しかない。

翻訳家を監禁して出版する。という設定が面白いがそれだけかな
最後の、翻訳家という設定を活かした展開も取ってつけたように感じてしまう。
地下室監禁はいいのだが、似たような設定で『ベター・コール・ソウル』の地下室工事のために監禁される展開が鮮烈過ぎて、多少流血があった程度では刺激的には感じない。

うーん

tabletap
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