「文学への愛と良質なミステリー」9人の翻訳家 囚われたベストセラー SpicaMさんの映画レビュー(感想・評価)
文学への愛と良質なミステリー
クリックして本文を読む
凄く面白かった。
本当に2ヶ月間も翻訳家を缶詰めにしていた実話があるというのも驚くが、その他にいくつもの印象的なエピソードを織り交ぜて、文学を商業主義の道具にした男を、混み入ったトリックでじわじわと追い詰めていく迫力。缶詰めにされた人間の心理劇と最後に表出する愛。仇討ち。
映像はキューブリックみがあって美しく緊迫感に満ちており、リオ五輪で椎名林檎のパフォーマンスを担当した日本人作曲家の音楽も貢献していると思った。
コメントする