「【「失われた"時"を求めて」・・・】」9人の翻訳家 囚われたベストセラー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【「失われた"時"を求めて」・・・】
ー 序盤はアングストローム(ランベール・ウィルソン:彼が本を愛する男から、利益に走る男になっていく姿の変容する様が観たかった・・。)の姿に激しい嫌悪感を覚える。ー
・アングストロームが行う、翻訳者たちの扱い。
監禁、人権侵害、傷害、自殺幇助 そして・・・。
・”お前、いい加減にしろよ!”と思いつつ、脚本の瑕疵も気になる。
(各自、突っ込んで下さい・・。)
◆私が特に気になった所
・カテリーナ(オルガ・キュリレンコ)はどうなったちゃったの?
・ダリオを演じたリッカルド・スカマルチョの劇中での使い方、空回りしていない?
・二人の対峙の場面も予想通りだったしなあ。
(アングストロームの立場は予測できたが・・、対峙している相手までは予想したが・・当たった・・。)
<けれど、"自分のものは自分で守れ"という信念を貫いた、かの人の姿には”ぐっと”来た作品。
作品全体の空気感を含め、特に後半は見応えがあった作品。
只、集った翻訳者達の一人ひとりの背景がきちんと描かれていれば、もう少し作品に深みが出たのではないかなあ・・・と思った作品でもある。>
<2020年2月12日 名古屋駅前 ミッドランドスクエアシネマ2で鑑賞>
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