「竜頭蛇尾」9人の翻訳家 囚われたベストセラー Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
竜頭蛇尾
ファーストデーにとりあえず観とけろ鑑賞
ダヴィンチコードの制作陣というくらいの
知識で臨みました
感想としては
見た目ほど中身もなく凡庸な内容でした
ダヴィンチコード観たときと同じような印象でした
一応ミステリーなので結末は伏せます
作者不詳の世界的ヒットのミステリーの最新作の
出版権を獲得したブラック企業の出版社社長がエリックが
漏洩しないよう9人の翻訳家を幽閉して翻訳させます
翻訳家は田舎の大屋敷の地下室で通信機器を取り上げられ
厳重に管理されますがプールや娯楽施設
豪華な食事は提供され過不足は無さそうです
この辺に関してはブラックではありません
翻訳家9人は多国籍で色々クセがありそうですが
ありそうなだけであんまり気にしなくて良いです
とりあえず妙に若い英国人のアレックスと
小説の登場人物のコスプレをしている(らしい)
色んな意味で危ない女のロシア人のカテリーナ
あとは中国系、スペイン系とかいます
翻訳は元原稿を毎日少しずつ渡され翻訳していきますが
アレックスは全然進めないで居眠り
カテリーナは続きが読みたくなりスーツケースの暗証番号を
テキトーに入れて取り出し原稿を忍び込んで読んだりします
そんな中で原稿がネット上に漏洩しエリックが脅迫を受け
犯人は誰かと発狂します
色々怪しそうな動きをしている翻訳家が怪しいと
なりますが実際怪しいことをしています
エリックは翻訳家の部屋をしらみつぶしに捜索します
なんか脅迫文に内容がウソではない証明なのか新作小説の
一節が入っていたり話が進んでいってるんですけど
情報が少なすぎて置いてけぼりです
登場人物はその作中の人気小説の内容を部分的に取り上げ
言い合っているのですがそんなもん知りません
そういうのって実在する古典小説とかでやるならわかりますが
ダメ映画によくある
「作中の登場人物が皆知っていて観客に教えない情報」
と言うヤツです
コレやられるともうただ観ているだけになります
あとはもう話が勝手に進んでいき勝手に終わり
「ふーん」で終わりです
途中事後の刑務所でのシーンも
エリックが面会しに行く方なのかされる方なのかわからないように
している演出がありますがコレも最大の問題があります
そんなことより周辺情報が判らなすぎてどうでもいいのです
死人も出ますが
取っつけたようなきっかけから出るのであんまり重みもありません
全体的に作り手が観客にスリルを与える謎だと思っている事が
どうでもよくなってしまってしまうのですから問題です
どうも最近ミステリー映画に当たりがないです