「自分のものは、自分で守れ。」9人の翻訳家 囚われたベストセラー 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
自分のものは、自分で守れ。
監禁された9人の翻訳家。
正体不明のベストセラー作家。
爆売れ必至の期待の新作。
強欲な出版社社長。
まず、このあたりがはじめに映画を観る客に示されたカード。
当然起こるであろう事件と、犯人と、結末を想像する。おそらくどこかにフラグはあり、作為ある伏線で煙に巻くであろう。そしてそれが気持ちよく覆される展開に食いつく。
ほう、そうきたか。
のあとの、それか、動機は!の見事さ。
映画の思惑に、思いっ切り振り回されるのが吉です。
なお、9つの翻訳には日本語は含まれませんが、どこかで日本製が活躍します。
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