「宮沢りえじゃんw」ぼくらの7日間戦争 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
宮沢りえじゃんw
東京へ1週間後引っ越す綾の為に、せめて誕生日まで一緒にと思い出を込めて廃工場で暮らすことにした友人達。タイの子供(不法滞在者)も巻き込み大人達へ反抗を描く。
30年前は考えさせられるものがあった。
平和バカなりかけだった世の中だからこそ、
「この世界の片隅に」でのささいな大人への抵抗。
今の子供達にこの作品はどう写るだろうか?
ディフェンスタワーゲームに感じるだろうか?
シークレットベースの面白さは感じるだろうか?
理不尽な大人への抵抗を感じるだろうか?
私としては、弱くなった大人の姿が写った。
その大人のせいで、更に平和バカになった現代世界。
野次馬だらけのネット世界。
30年後の現代。悪くしたのは我々かも知れない。
社会に抵抗しきれなかった我々が。
システムに順応する事しか考えず。
本音をぶつける社会が欲しい。
若い人達にも力を貸して欲しい。
社会に囚われず冒険心溢れる若者に。
そう思わせてくれる作品です。
(大人目線として)
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グレシャムの法則さんのコメント
2020年3月22日
コメントありがとうございます。
三島由紀夫さんと全共闘の映画を見ると、本気で国家という敵⁈を想定できていたあの時代(たぶん、実態は自分が何者なのかを考えた時に対峙するものの象徴みたいなものなので、本当に倒すべき相手かどうかは別のことだと私は思ってますし、対峙する相手を想定することで自分の形が成り立つような部分もあるのではないかと)の方が若者が生きやすかったようにも思えるのです。