「ラスト5分に集約されてるマヤ文明が壮大な前降りな作品です♪」海底47m 古代マヤの死の迷宮 松王○さんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト5分に集約されてるマヤ文明が壮大な前降りな作品です♪
前作の「海底47m」は観たいなぁ~と思っていましたがタイミングが合わず未観賞。
なんとなく、B級テイスト感はプンプンですがw、それなりに楽しめるかなと思い、観賞しました。
で、感想はと言うと、まあまあ楽しめた♪
まぁ設定自体になんとなくツッコミどころは満載ですが海に出てから、二転三転で結構ハラハラドキドキ。
サメ物では結構良いんではないんでしょうか?
ただ、それまではまあまあでもやっぱりツッコミどころは沢山w
まずタイトルの「海底47m」ですが、何処が海底47mやねんw
シリーズ第2弾なんでしょうが、全然海底ちゃうし、47mも無いし。
まずそこからツッコんでしまう。
マヤ文明遺跡に勝手に潜り込んでケーブダイビングをしている時点でもう自業自得のフラグ満載。
「死の迷宮」と討たれてますが、石が崩れて結果迷宮みたいになってるだけで別にマヤ文明の呪い的なのも無い。
また、この薄暗い文明の中でのダイビングがもう誰が誰だか分かんないんですよね~。
またマスク(ゴーグル)を付けていて、あんなに会話が成立するの?と言うのは言うのは…野暮ですよねw
父親がマヤ文明の発掘作業をしていても、それまでにサメに遭遇しなかったの?と思うぐらいに奇跡的に遭遇しなかったのもちょっとご都合的。
また盲目のサメもどうやったら人を襲うスイッチが入るのかが分かんなくて、"ホントは見えてるんちゃうの?"と思えるぐらい、たまに普通に襲ってくるw
それも一匹だけかと思いきや、二匹もいたしw
もう少し失われたマヤ文明の死の番人(番鮫)的な扱いにしても良かったのに、ちょっと唐突感があるんですよね。
酸素ボンベの空気の残量も最初の確認で40%ぐらいしか無いのにそこから結構残量がしぶとくて、"あんなに慌てたら空気の使用量ハンパないのになぁ"と思ったり。
女の子を残して、出てくる男性がベタなぐらいにサメに襲われていくのは定番だけど、洞窟の穴にやっとこ出た場面で我先にと仲間を押し退けて助かろうとした女の子がと結局仲間内での最初の犠牲者になったのはお約束。
その女の子がシルベスター・スタローンの娘と言うのがなんか微笑ましいw
スタローンを意識してたら"さぁ!俺に構わず先に行くんだ!"と言って、サメでも退治しそうw
そこから、皆サメに襲われるか、酸素不足で溺死するかで犠牲者が増えていき、姉妹2人が海に出て良かった良かった♪となるかと思いきや、そこからがこの作品の真骨頂!
それまでなら単にアトラクション的な作品だったのに、ラスト5分が無茶苦茶面白かった。
これでもか~これでもかとサメの襲撃がなんか生々しいんですよね。
今までは大きな前降りでラスト5分にこの作品が集約されているとしたら納得♪
でも「海底47m 古代マヤの死の迷宮」と言う邦題は殆ど意図が無かったんですよねw
また、最後のエンドロールで「年間にサメの被害者約10人程度でサメを殺害している数は年間に1万匹に挙がります」と言うメッセージがちょっと謎。
サメをそんなに恐れるなと言う意図があるのかも知れないけど、やっぱりサメを目撃したら怖いのは怖い。年間の捕獲量も意図が明確で無ければ分かり難い。
必要以上に捕獲するのは駄目だと思うけど、どうも最後のメッセージが蛇足感を出しているんですよね。
主人公の姉妹の2人の人物描写や説明も不足気味で、前降り妹のミアが意地悪同級生に苛められる振りもなんか弱い。
いろいろと抜けがあり、ツッコミもありますが定番のお約束もありで意外と楽しめました。
ハードルは上げてなかったのも幸いしたのか、肩の力を抜いて、緩くサメ映画を楽しむつもりなら、普通に楽しめる作品です。
小難しい作品に疲れた方には結構楽しい作品かと思います。
bionさん
コメント有難うございます♪
洞窟までの話ではアトラクション感満載のB級テイストでしたが、残り5分で挽回するかの如くに面白くなってましたw
バランスはあんまり良くありませんがw、最後は思わぬ拾いモノ感があるので良しとしますよね♪
また、お暇がありましたら覗きに来て下さいね♪